元F1王者ピケ氏に罰金1億円超 ハミルトンに人種差別発言

AFP=時事

元フォーミュラワン(F1世界選手権)ドライバーのネルソン・ピケ氏(2018年9月2日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News

 

 

 

 

【AFP=時事】

 

フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)で3度の年間優勝を果たしたネルソン・ピケ(Nelson Piquet)氏(70)が、

同7回を誇るルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)を

人種差別的な言葉で呼んだ問題で、

ブラジルの首都ブラジリアの裁判所は25日、

ピケ氏に対し罰金94万5000ドル(約1億2400万円)を命じた。

 

 

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ブラジル出身のピケ氏は、

2021年の英国GP(British Grand Prix 2021)で

ハミルトンとマックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)が接触したことをめぐり、

 

インタビューで

ハミルトンを批判した際に問題の言葉を使った。

 

 

ピケ氏は娘のケリーさんがフェルスタッペンと交際している。  

 

 

その後ハミルトンに謝罪し、

自身が使用したのはブラジルポルトガル語で「男」や「人」を指すのによく使われる言葉で、侮辱する意図はなかったと釈明していた。  

 

 

 

しかし、裁判所は

ピケ氏の発言は「容認できない」もので

「社会の基本的価値に対する重大な違反」だと判断。

「故意でなかったといって、少数派に対する差別的な言動は正当化できない」とし、「集団に対する精神的損害賠償」として罰金を科した。

 

 

罰金は反差別団体に寄付される。

 

【翻訳編集】 AFPBB News

 

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