妹島和世氏ら輩出の日本女子大が「建築デザイン研究科」創設、著名建築家を教員に
谷口 りえ
日経クロステック/日経アーキテクチュア
日本女子大学(東京・文京)は2023年2月16日、大学院に新しく「建築デザイン研究科(仮称)」を設置すると発表した。現在の家政学研究科住居学専攻を新研究科として独立させ、全学で5研究科から6研究科体制とする構想だ。24年4月の開設を目指す。研究科の新設は1996年の理学研究科以来で約30年ぶり。
日本女子大学の発表資料。同大学では、2022年から3年連続で学部学科の再編を進めている。女子総合大学としての基盤強化が目的だ(出所:日本女子大学)
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同研究科の創設は、2024年4月に予定している「建築デザイン学部(仮称)」の開設に伴う新たな構想だ。従来の家政学や住居学を発展させ、より広い視野で建築を捉えられる人材の育成を目指す。同学部と新研究科を同時に開設し、学部から大学院まで継続性のある学びの場を整備する。
建築デザイン研究科では、学部で学んだ建築デザインの専門性をさらに深めるための科目群を用意する。定員は、既存の家政学研究科住居学専攻の定員20人(1学年10人)の2倍に当たる40人(1学年20人)に増やす。専任教員の配置計画やカリキュラムの検討と併せて、著名建築家や研究者などによる指導環境の整備にも着手している
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