半導体新会社の工場 北海道に建設を検討
北海道・千歳市に工場の建設を検討していることが分かった、ラピダスの小池淳義社長
日本の半導体新会社ラピダスが、北海道・千歳市に第一棟目となる生産工場の建設を検討していることがテレビ東京の取材でわかった。
あす、北海道の鈴木直道知事が東京のラピダス本社を訪問し、誘致に向けた協議をする。
国内で次世代半導体の量産を目指すラピダスは、
昨年12月に米・IBMから回路線幅が2ナノ(ナノは10億分の1)メートルの最先端半導体技術の供与を受けることで合意・提携し、
2027年頃の量産に向けて、国内で生産工場の建設地を選定している。
ラピダスが工場建設地の一つとして検討している北海道・千歳市には、
電子部品やデバイスメーカーなど260社を超える企業が立地する
千歳市工業団地があり、
ラピダスに出資するデンソーや半導体基盤のSUMCOも工場を持つ。
部品の供給面などサプライチェーン上のメリットに加え、
周辺は豊富な地下水にも恵まれている。
ラピダスは半導体生産に欠かせない
水や
電力
といった産業インフラが整っていることなども重要視しているとみられる。
また、ラピダスの小池淳義社長はかねてから
「国内外の人が集まりやすい場所を選びたい」と表明している。
千歳市には工業団地から車でおよそ10分の距離に24時間運用の国際空港・新千歳空港があり、
交通の利便性が高い点も有力視する材料になっている模様だ。
ラピダスは早ければ今月末にも新工場の建設地を正式決定する見通しで、最終調整に入っている
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