国連人口基金(UNFPA)が発表した「世界人口白書2022」によると、直近の世界人口は前年比7900万人増の79億5400万人になった
日本の人口は前年比10万人減の1億2600万人。
世界の人口上位国のうち減少しているのはロシアと日本だけという。
足元に目を向けると、山陰両県は1960年代の高度経済成長期以降、若者の東京などへの流出が続き人口が減少。島根は55年の93万人近くをピークに下降線をたどる。世界人口から見ると、まるで別次元で暮らしているようだ。
人口減少により、3度目の鳥取・島根合区選挙区となった参院選が終わった。少子高齢化が進み、社会保障費の将来世代へのツケ回しが肥大化する中、地域の未来に希望を抱き、1票を投じた若者がどれほどいただろう。将来への不安を少しでも解消したい。
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