64歳からの年金受給引き上げに反発 フランスで改革反対のスト

 

 

朝日新聞デジタル

フランス南部ニースで2023年1月19日、政府の年金制度改革案に反対するデモに参加するストライキ中の労働者ら=ロイター

 

 

 

 

 フランスで19日、政府の年金制度改革案に反対する大規模なストライキが起きた。交通機関の運休が相次ぎ、多くの学校が休校になった。マクロン政権は、年金の受給開始年齢を現行の62歳から64歳に引き上げる方針だが、国民の反発は根強い。反政府デモが相次いだ2018年のジレジョーヌ(黄色いベスト)運動の再来を懸念する声もある。

 

 

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 パリ市内では、同日朝から地下鉄や市内と郊外を結ぶ鉄道の運行が大幅に減少し、多くの市民が在宅勤務を余儀なくされた。主要な教職員組合によると、小学校教員の7割がストに参加し、パリでは少なくとも3分の1の小学校が休校になったという。中学校や高校も多くが休校せざるを得なかったとみられる。  労働総同盟(CGT)などの主要労組はこの日だけで100万人の参加を目標に街頭デモを呼びかけ、政府が方針を改めない限り、翌週の23日以降もストやデモを継続する可能性を示唆している。

朝日新聞社

 

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