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民間軍事会社ワグネル、ロシア国防省を批判…戦果を言及されず「勝利を盗もうとした」
ウクライナ東部ドネツク州ソレダル付近で、配置につくウクライナ兵(11日)=AP
ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は13日夜のビデオ演説で、ロシア国防省が「制圧した」と発表した東部ドネツク州ソレダルで、ウクライナ軍が抗戦を続けていると強調した。ただ、米CNNはウクライナ軍に数日中にも撤退の指示が出るとの情報を伝えた。今後、ソレダルに近い要衝バフムトの防衛に注力する可能性もある。
ゼレンスキー氏は演説で、ソレダルの地名も挙げながら「戦いは続き、防衛が続いている」と述べ、露側の制圧発表を否定した。
一方、ソレダルでの戦闘で主力を担っているとされる露民間軍事会社「ワグネル」創設者のエフゲニー・プリゴジン氏は13日、SNSで、戦況発表でワグネルに言及しなかった露国防省を「ワグネルから勝利を盗もうとする試みが常に起きる」と暗に批判した。
露国防省はこれを受けて13日夜、「ワグネルの志願兵らの行動により、成功した」と改めて発表した。国防省に対する不満が広がるのを回避する思惑とみられ、露国防省とワグネルとの対立が浮き彫りになった。
ウクライナ国営通信によると、14日には首都キーウ、西部リビウ州、東部ハルキウ州で社会基盤施設に露軍のミサイルが着弾した
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