中国で40代の日本人男性がコロナ陽性後に死亡
新型コロナの感染が急拡大している中国で、40代の日本人男性が陽性と判明した後に死亡していたことが分かりました。 松野官房長官:「これまでに直前の検査結果が新型コロナウイルス陽性で死亡した邦人が1名いると承知しています」 複数の関係者によりますと、死亡した40代の男性は重慶市在住の日系企業の駐在員で、検査で陽性が判明した後の19日に死亡が確認されました。 男性は在宅隔離中でしたが、基礎疾患の有無や詳しい死因などは分かっていません。 政府は、「亡くなられた方の所属企業を通じてできる限りの支援を行っている」と説明しています。
テレビ朝日
中国で40代の日本人男性がコロナ陽性後に死亡(テレビ朝日系(ANN)) - Yahoo!ニュース
================================
中国で感染拡大「100万人死亡予測」“薬不足”日本の薬局で大量購入も
All Nippon NewsNetwork(ANN)
ゼロコロナ政策を撤回した中国で感染が急拡大しています。今後100万人近くが死亡する可能性があるという予想が出るなど不安が高まるなか、その影響が日本にも及んでいました。 中国人が多く住む池袋では今、日本の薬が売れているといいます。こちらの中国人女性が薬局で買ったのは、風邪薬や喉の薬です。 中国人留学生(22):「中国人なので家族のために薬を買って中国に送ります。(中国で)薬を購入できるか心配していて、念のためです」「(Q.全部でいくら購入した?)2万5000円」 女性は薬局を2軒回っておよそ20個の風邪薬などを購入したそうです。 中国人留学生(22):「最近中国人は、私みたいな人は多いかなと思います。さっきも、お店の中に中国人がいて、薬をいっぱい買いました」 中国人客が多くの風邪薬などを購入するため、個数制限をする店もあります。 中国人女性:「(Q.何個欲しかった?)200(個)です。けどないですよ。2個まで」 中国では、ゼロコロナ撤回で規制が緩和され感染拡大が懸念されています。そのため、風邪薬などの買い占めが起き品不足に。そこで元々、人気だった日本の薬が注目されているというのです。 中国のSNSから:「日本の薬を初めて飲んだ時、まさに“神薬”だった。効き目が早い。日本の薬には胃を守る成分が加わっている」 今、中国で何が起きているのでしょうか。感染拡大が原因かは分かりませんが、北京の火葬場では車が行列になっています。また、発熱外来には多くの人が…。 中国政府はゼロコロナ政策の撤回以降、死者数を0人としてきましたが、19日に2人の死亡を発表、20日も5人の死亡を発表しました。21日の発表では死亡0人でしたが、重症者が20日より53人増えました。感染拡大に人々は、まだまだ気を抜いてはいません。 そんななか、重慶市政府がこんな通知を出しました。 重慶市人民政府:「無症状と軽症は通常の出勤が可能」 感染していても会社に出勤とは。厳格だったゼロコロナ政策とのあまりの差に批判の声も。 中国のSNSから:「病気なのに休ませてあげない。こんなゆがんだ政策を出してくれて光栄だね」 陽性でも出勤可能にしたのは、病院や政府機関でも感染者が相次ぎ、陰性の職員だけでは社会機能の維持が困難な状況になっているからだとみられます。 アメリカのCNNはこう報じています。 CNN:「中国が準備不足のままゼロコロナ政策を突如として打ち切ったことで100万人近い死者が出る可能性があるとする予想が発表された」 中国のSNSでは、このままでは全員感染してしまうという意味で「ゼロコロナからフルコロナ(全員陽性)」や「陰性者がゼロのゼロコロナ」とも言われています。
テレビ朝日
中国で感染拡大「100万人死亡予測」“薬不足”日本の薬局で大量購入も(テレビ朝日系(ANN)) - Yahoo!ニュース
=================================
「コロナ死」の定義とは? 中国が集計方法を変更、火葬場は大行列
北京(CNN) 中国国営テレビは新型コロナウイルスが世界で猛威を振るう間、米国の病院が患者であふれ返り、葬儀場が混雑する様子を盛んに映し出していた。米国の死者100万人超という数字は、西側の民主化の大きな失敗として描かれた。
今、前例のない感染拡大の波が中国全土を覆う中、混雑する病棟やいっぱいになった火葬場など国内で展開される光景を、中国国営メディアはあえて取り上げない。当局は政府の統計を引き合いに、コロナによる死者は少数にとどまると強調している。 ほぼ3年近くにわたり、中国は強硬なゼロコロナ政策によって、欧米諸国のように大量の死者が出る事態を食い止めてきた。中国共産党は自らの支配の優位性を誇示しようと、この対照的光景を繰り返し見せつけてきた。 しかしゼロコロナ政策が突如として打ち切られたことで、死者の急増が予想される事態となり、100万人が死亡する恐れがあるとの予想も発表された。 中国の公式集計によれば、新型コロナによる今月の死者は8人にとどまる。 一方、SNSには新型コロナのために家族を失ったという投稿があふれ、公式統計は信じられないという声が飛び交った。調査報道で知られる金融誌「財新」は、国営メディアのベテラン記者2人がコロナに感染して死亡したと伝えた。この日の公式集計では死者は0人だった。 SNSには、霊柩(れいきゅう)車がなかなか手配できないという投稿や、葬儀場の火葬枠の確保が難しいといった投稿も相次いでいる。 CNNが20日に取材した北京市内の火葬場は、駐車場が満杯で、中に入れるのを待って葬儀場を取り巻く車の長い列ができていた。火葬炉からは絶え間なく煙が上がり、金属製のコンテナの中には黄色い遺体袋が山積みになっていた。 遺影を抱いて列に並んだ遺族の中には、コロナに感染して亡くなった家族の火葬の順番を、1日以上も待っているという人もいた。友人が病院で亡くなったという男性は、死者が多すぎて病院が遺体を収容しきれず、友人の遺体が病院の床に放置されていると語った。 葬礼品を扱う近くの店の店員は、生花の在庫が底を尽きかけていると話し、コンビニエンスストアの店主はこれほど忙しかったことはないと証言した。 SNSに掲載された映像によると、国内の多くの地域で、遺体が次々に運ばれて来る事態に火葬場が対応し切れなくなっているという。 北京市内にあるコロナ患者の指定病院には、CNNが取材した20日、車いすの高齢患者がひっきりなしに訪れていた。病院前にいた男性は、スペースが足りなくなっていて、高齢の家族のベッドを確保するために前の晩に登録に出かけなければならなかったと話した。 防護服姿で医療廃棄物の黄色い袋を整理していた男性は、コロナ患者の急増に対応するため時間外労働をしていると言い、「特に高齢者が多い」と説明。毎日のように基礎疾患のある高齢のコロナ患者が死亡しているとした。 コロナ患者の死亡を少なく見せかけているのではないかという疑念が強まったことを受け、中国政府は死者の集計方法を変更したことを明らかにして、公式集計の正確性を強調した。 感染症の専門医、王貴強氏の20日の記者会見によると、中国国家衛生健康委員会の最新ガイドラインでは、新型コロナによる死亡とみなされるのは、同ウイルスに感染した患者が肺炎や呼吸器不全で死亡した場合のみと規定された。 心臓発作など別の疾患や基礎疾患による死亡とみなされた場合は、たとえ死亡時に新型コロナに感染していたとしても、新型コロナによる死者としては集計されない。 この集計方法について世界保健機関(WHO)で緊急事態対応を統括するマイケル・ライアン氏は21日、「かなり狭い」と指摘し、「新型コロナによる死者は、重い感染症のため、多くの違う(臓器)不全で死亡する」「新型コロナによる死者を陽性者で呼吸器不全を起こした患者のみに限定すれば、コロナに関する真の死者数を大幅に少なく見積もることになる」とした。 王氏によると、ほとんどの患者が肺炎や呼吸器不全で死亡していた当初の武漢株に比べると、オミクロン株の症状が軽いことから集計方法の変更が必要になった。 香港大学の専門家によれば、集計範囲は今年4月に広げられ、基礎疾患で死亡した患者も含めるようになった。これは上海の封鎖措置をめぐって厳格な規制を正当化する目的だったとされる。 上海で新型コロナが流行した3月~5月にかけ、市当局が報告した死者は、感染者60万人中、588人だった。しかし上海の封鎖措置が解除されると、続く6カ月間は全土の感染者数が数十万人規模に達しているにもかかわらず、死者は0のままだった。続く11月下旬、北京市はコロナに感染した80代の3人が基礎疾患のため死亡したと発表。市は当時、感染が拡大する中で独自の規制を強化していた。 一貫性を欠くこうした集計方法は、死者数の集計が「完全な主観」だったことを物語ると専門家は言う。 新型コロナによる死亡と、新型コロナ感染者の死亡は、最初から世界で論議が分かれるテーマだった。 米国を含むほとんどの国は、新型コロナによる死亡かどうかを個々に見極めるのは難しいとの判断から、コロナ感染者の死亡を公式の死者数として集計している
「コロナ死」の定義とは? 中国が集計方法を変更、火葬場は大行列(CNN.co.jp) - Yahoo!ニュース
============================
“ゼロコロナ放棄”上海の日本人医師語る現状「有症状のスタッフが7割」
All Nippon NewsNetwork(ANN)
ゼロコロナ政策を事実上、放棄した中国では感染が急激に拡大していますが、上海で働く日本人医師が病院の現状を語りました。 パークウェイ医療・友成暁子医師:「感染して有症状のスタッフが7割ぐらい。政府からは医療者は感染しても出勤可能という通達がきているが、やはり症状がある状態で出勤はさせられない」 中国政府がゼロコロナ政策を事実上、放棄した12月以降、中国各地で新型コロナの感染が広がっています。 中国政府は、陽性者に基礎疾患などがあった場合、死亡しても「コロナによる死者」だと扱わず、発表もしない方針を示しています。 友成医師は、院内感染や地方への感染が拡大する恐れがあるものの、実態が掴みづらいと話します。 パークウェイ医療・友成暁子医師:「今後どんどん寒くなる。あくまで今は感染の始まりなので、今後1カ月でどうなっていくか、中国は数字のカントの仕方などもどんどん変えていくのでそれも含めて見守っていきたいと思っています」
テレビ朝日
“ゼロコロナ放棄”上海の日本人医師語る現状「有症状のスタッフが7割」(テレビ朝日系(ANN)) - Yahoo!ニュース