偽者の仏大統領と「電話会談」 着弾の日、実はロシア人 ポーランド大統領
ポーランドのドゥダ大統領=17日、プシェボドフ(AFP時事)
【ワルシャワAFP時事】
ポーランドのドゥダ大統領がフランスのマクロン大統領と思い込んで意見を交わした相手は、ロシア人だった―。
ポーランド大統領府は22日、いたずらを働いた2人のロシア人が流出させた会話の音声について、実際にあったやりとりだと認めた。 大統領府はツイッターに、ウクライナ国境に近いポーランド東部プシェボドフでミサイルによる爆発が起きた15日、マクロン氏を名乗る電話があったと投稿。「ドゥダ氏は話しぶりからペテンかもしれないと気付き、電話を切った」と釈明した。 7分半にわたる電話の音声は、ロシアの治安当局とつながりがあるとされるロシア人2人が動画投稿サイトに投稿。音声では、強いロシア語なまりの男がマクロン氏をかたり、ドゥダ氏とミサイル着弾について議論している。 ドゥダ氏はこの中で「ロシアを責めるつもりはない。ロシアと戦争はしたくない」と強調。北大西洋条約機構(NATO)加盟国の集団防衛義務を定めた同条約第5条の発動は考えていないなどと話している。 ドゥダ氏は2020年にも、グテレス国連事務総長のなりすましにだまされたことがある
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