ロシア軍、ドネツク州で催涙弾を投下か…化学兵器禁止条約で戦場での使用禁止
13日、ウクライナ南部ミコライウ州とヘルソン州を結ぶ道路を警備するウクライナ軍兵士=AFP時事
ウクライナ政府は、ロシア軍が14日、ウクライナ東部ドネツク州で、催涙剤を詰めた手投げ弾を国境警備隊員の拠点に投下したと発表した。催涙弾は戦場での使用が化学兵器禁止条約などで禁じられており、露軍が催涙弾を繰り返し使ったとも指摘して非難した。
複数の手投げ弾が無人機で投下され、国境警備隊員は強い刺激でしばらく身動きが取れなくなるなどしたという。催涙剤は暴動の鎮圧に用いられることが多いが、化学兵器に分類される。ウクライナ軍参謀本部は10月12日、露軍が南部ザポリージャ州でも同種の手投げ弾を使ったと発表していた。
露軍はウクライナ侵略で、内蔵した大量の小型爆弾を空中からばらまくクラスター爆弾など国際条約が使用を禁じる兵器を投入しているとして批判されている
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