大型クルーズ船で新型コロナ800人集団感染
All Nippon NewsNetwork(ANN)
約4600人を乗せてオーストラリア付近を航行中の大型クルーズ船内で
乗客ら800人近くが新型コロナウイルスに集団感染していたことが分かりました。
CNNなどによりますと、
12日間の予定でオーストラリア付近を航行中の大型クルーズ船「マジェスティック・プリンセス」
の船内で新型コロナの感染者が相次いで確認されました。
クルーズ船内には約4600人が乗っていて、
そのうち3300人の乗客を検査したところ、
約800人が陽性だと分かったということです。
クルーズ船の運営会社は陽性者の状態について
「症状は軽いか、無症状だ」と説明しています。
現地の州政府は12日、陽性者の下船を認め、隔離を行うよう指導しました。
クルーズ船は運航を続けるということです。
テレビ朝日
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カーニバル(Carnival Corporation./Carnival plc)は、世界最大のクルーズ客船の運航会社。
概要
10のクルーズブランドを抱える。業績不振に陥った会社を次々に傘下に収め、現在の地位を築く。 カーニバル社は2007年、ウィンドスターをアンバサダーインターナショナルクルーズグループに、スワン ヘレニックをロード スターリング社に売却した。
主な船舶
- クイーン・メリー2
- 2010年現在、史上最後に建造された大陸間航路客船(オーシャン・ライナー)としての機能を持つ客船で、かつオーシャン・ライナーとして史上最大でもある。キュナード。
- クイーン・エリザベス2
- 1969年、大陸間航路に就航。2009年に引退。キュナード。
- カーニバル・デスティニー
- 史上初の100,000総t以上の客船。カーニバルクルーズライン。
- ダイヤモンド・プリンセス、サファイア・プリンセス
- 2005年2月、5月就航。長崎造船所での建造中に火災に見舞われたが、関係者の努力により乗り越え、就航を果たした。プリンセス・クルーズ。
- カーニバル・ブリーズ (総トン数 130,000トン)
- カーニバル・コンクエスト (総トン数 110,239トン)
- カーニバル・ディスティニー (総トン数 101,353トン)
- カーニバル・ドリーム (総トン数 128,251トン)
- カーニバル・エクスタシー (総トン数 70,526トン)
- カーニバル・イレーション (総トン数 70,390トン)
- カーニバル・ファンタジー (総トン数 70,367トン)
- カーニバル・ファッツネーション (総トン数 70,538トン)
- カーニバル・フリーダム (総トン数 110,320トン)
- カーニバル・グローリー (総トン数 110,239トン)
- カーニバル・イマジネーション (総トン数 70,367トン)
- カーニバル・インスピレーション (総トン数 70,367トン)
- カーニバル・レジェンド (総トン数 85,942トン)
- カーニバル・リバティ (総トン数 110,320トン)
- カーニバル・マジック (総トン数 128,048トン)
- カーニバル・ミラクル (総トン数 85,942トン)
- カーニバル・パラダイス (総トン数 70,390トン)
- カーニバル・プライド (総トン数 85,920トン)
- カーニバル・センセーション (総トン数 70,538トン)
- カーニバル・スピリット (総トン数 85,920トン)
- カーニバル・スプレンダー (総トン数 113,323トン)
- カーニバル・トライアンフ (総トン数 101,509トン)
- カーニバルヴァラー・ (総トン数 110,239トン)
- カーニバル・ビクトリー (総トン数 101,509トン)
- マルディグラ (総トン数 180,000トン)
傘下の企業・ブランド
傘下のクルーズブランド
- カーニバルクルーズライン
- コスタ・クルーズ
- P&Oクルーズ オーストラリア
- プリンセス・クルーズ
- ホーランド・アメリカライン
- アイーダ・クルーズ
- キュナード・ライン
- シーボーン・クルーズ・ライン
- ファソム
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プリンセス・クルーズ(Princess Cruises)は、アメリカのサンタクラリタに本社を置くクルーズ会社である。以前はP&O Princess Cruisesの子会社であった同社は現在、世界最大のクルーズ船運航会社であるカーニバル・コーポレーションの傘下である。同社はパシフィック・プリンセスが登場したアメリカのラブコメディドラマ「ラブボート」で有名になった。2013年5月、ロイヤル・プリンセスはプリンセスクルーズの旗艦となった。同クラスの船にはリーガル・プリンセス、マジェスティック・プリンセス、スカイ・プリンセスの3隻に続き、さらに2隻の船が建設中である。
歴史
- 1965年 - スタンリー・B・マクドナルドがプリンセス・クルーズを設立。プリンセス・パトリシアでメキシコへクルーズを開始。
- 1967年 - クルーズ専用に建造されたプリンセス・イタリアで初のパナマ運河クルーズを開始。
- 1968年 - シーウィッチのロゴが初登場。初のアラスカクルーズのシーズンを開始。ナッソーからジェノバまで大西洋横断クルーズを開始。
- 1977年 - プリンセス・クルーズを舞台にしたテレビ番組「ラブボート」が全米で放送開始。空前の大ヒットとなり、クルーズブームの口火を切る。
- 1981年 - カリブ海でプライベートアイランドとして開発したパーム島(グレナディーン諸島)に寄港開始。その後、メイルー島(グレナディーン諸島)、エリューセラ島プリンセス・ケイズ(バハマ諸島)にプライベート施設を拡張。
- 1984年 - 全キャビンが海側に配置された客船、ロイヤル・プリンセス (初代) 就航。
- 1985年 - パシフィック・プリンセスで地中海クルーズを開始。
- 1986年 - バンクーバー‐ウィッティア間で、新たにアラスカ・グレーシャー・クルーズを開始。
- 1987年 - クルーズの前後に陸路でアラスカの大自然を楽しむためのプリンセス・クルーズ専用の宿泊施設「デナリ・プリンセス・ウィルダネス・ロッジ」が営業開始。以後、2002年までに全5カ所の観光拠点をアラスカに建造。この年からカリブ海クルーズ、アジアクルーズ、バルト海クルーズを開始。
- 1995年 - 当時世界最大のクルーズ客船、サン・プリンセス (二代目) が就航。
- 1998年 - アイランド・プリンセス(初代)で、ローマからサンフランシスコを64日でまわるプリンセス初のワールドクルーズを実施。当時世界最大のクルーズ客船、グランド・プリンセスが就航。
- 2003年 - カーニバル・コーポレーション & PLCの傘下となる。南極クルーズを開始。
- 2004年 - 三菱重工長崎造船所で建造されたダイヤモンド・プリンセスとサファイア・プリンセスが相次いで就航。
- 2008年 - エンジンルーム、医療センター、印刷所、クリーニング設備、写真ラボ、ブリッジなど、普段は見られない大型客船の裏側をクルーが案内する「究極の船内ツアー」をクルーズ業界で初めて開始(現在はセキュリティ上の問題で一部のみ)。
- 2013年 - サン・プリンセスが日本発着クルーズを開始。プリンセス・クルーズ最大の規模を誇る新造船ロイヤル・プリンセス (三代目) が就航。
- 2014年 - 日本発着クルーズにダイヤモンド・プリンセスを運航。
- 2017年 - 保有船の一部に船首部分へシーウィッチのロゴを追加開始、他の保有船も順次追加予定。
客船
ロイヤル・クラス
船名 | 完成年 | 造船所 | 就航年月日 | 総トン数 | 船籍 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
ロイヤル・プリンセス | 2013年 | フィンカンティエリ | 2013年6月16日 - 現在 | 142,229 トン | ![]() |
フラグシップ(旗艦)、3代目 |
リーガル・プリンセス(英語版) | 2014年 | フィンカンティエリ | 2014年5月20日 - 現在 | 142,229 トン | ![]() |
2代目 |
マジェスティック・プリンセス | 2017年 | フィンカンティエリ | 2017年3月31日 - 現在 | 143,700 トン | ![]() |
中国語表記で「盛世公主号」 |
スカイ・プリンセス(英語版) | 2019年 | フィンカンティエリ | 2019年10月20日 - 現在 | 145,281 トン | ![]() |
2代目 |
ダイヤモンド・クラス
船名 | 完成年 | 造船所 | 就航年月日 | 総トン数 | 船籍 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
ダイヤモンド・プリンセス | 2004年 | 三菱重工業 | 2004年3月13日 - 現在 | 115,875 トン | ![]() |
2014年に改装 |
サファイア・プリンセス | 2004年 | 三菱重工業 | 2004年5月16日 - 現在 | 115,875 トン | ![]() |
2012年に改装 |
スーパー・グランド・クラス
船名 | 完成年 | 造船所 | 就航年月日 | 総トン数 | 船籍 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
カリビアン・プリンセス | 2004年 | フィンカンティエリ | 2004年4月3日 - 現在 | 112,894 トン | ![]() |
プールサイド・シアターを最初に導入
2017年に改装 |
クラウン・プリンセス(英語版) | 2006年 | フィンカンティエリ | 2006年6月14日 - 現在 | 113,561 トン | ![]() |
2011年に改装、2代目 |
エメラルド・プリンセス(英語版) | 2007年 | フィンカンティエリ | 2007年4月11日 - 現在 | 113,561 トン | ![]() |
2015年に改装 |
ルビー・プリンセス | 2008年 | フィンカンティエリ | 2008年11月8日 - 現在 | 113,561 トン | ![]() |
2015年12月に改装 |
グランド・クラス
船名 | 完成年 | 造船所 | 就航年月日 | 総トン数 | 船籍 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
グランド・プリンセス | 1998年 | フィンカンティエリ | 1998年5月26日 - 現在 | 107,517 トン | ![]() |
就航当時世界最大の客船、2016年12月に改装 |
ゴールデン・プリンセス | 2001年 | フィンカンティエリ | 2001年5月16日 - 現在 | 108,865 トン | ![]() |
2020年にP&Oクルーズ・オーストラリアに移籍予定[1]
2015年に改装、2代目 |
スター・プリンセス | 2002年 | フィンカンティエリ | 2002年2月13日 - 現在 | 108,977 トン | ![]() |
2021年末にP&Oクルーズに移籍予定、2011年に改装、2代目 |
コーラル・クラス
船名 | 完成年 | 造船所 | 就航年月日 | 総トン数 | 船籍 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
コーラル・プリンセス | 2002年 | アトランティーク造船所 | 2003年1月17日 - 現在 | 91,627 トン | ![]() |
パナマックス型、2016年に改装 |
アイランド・プリンセス | 2003年 | アトランティーク造船所 | 2003年7月12日 - 現在 | 92,822 トン | ![]() |
パナマックス型、2015年に改装、2代目 |
サン・クラス
船名 | 完成年 | 造船所 | 就航年月日 | 総トン数 | 船籍 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
サン・プリンセス | 1995年 | フィンカンティエリ | 1995年12月2日 - 2020年9月 | 77,441 トン | ![]() |
就航当時世界最大の客船、2016年4月に改装、2代目 |
シー・プリンセス(英語版) | 1998年 | フィンカンティエリ | 1998年12月19日 - 2003年・2005年 - 2020年9月 | 77,499 トン | ![]() |
2003年から2005年までP&OクルーズのAdoniaとして航海、2015年に改装、2代目 |
エクスプローラー・クラス
船名 | 完成年 | 造船所 | 就航年月日 | 総トン数 | 船籍 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
パシフィック・プリンセス | 1999年 | アトランティーク造船所 | 2003年4月27日 - 現在 | 30,277 トン | ![]() |
2010年に改装、2代目 |
建造船[編集]
クラス又は船名 | 造船所 | 完成予定年月日 | 総トン数 | 船籍 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
エンチャンテッド・プリンセス[2] | フィンカンティエリ | 2020年6月19日 | 145,000 トン | ||
ディスカバリー・プリンセス | フィンカンティエリ | 2021年10月28日 | 143,700 トン | ||
(未定) | フィンカンティエリ | 2023年 | 175,000 トン | 同社では初となるLNG燃料船[3] | |
(未定) | フィンカンティエリ | 2025年 | 175,000 トン | [3] |
退役船
プリンセスクルーズ不法投棄問題[編集]
2017年、アメリカの裁判所から廃油を含む汚水を不法投棄した行為で4,000万ドルの罰金(執行猶予5年)命じられたが、プリンセスクルーズは執行猶予中にも関わらず、バハマ海などでゴミの不法投棄を継続。2019年、裁判所から改めて不法投棄や環境破壊に対して2000万ドルの罰金に加え、査察の受け入れを要求。今後、会社側は環境面でのコンプライアンスの遵守や、使い捨てプラスチックの使用量の削減を行う。これら条件を破った場合、1日あたり100万ドルから1000万ドルの追加の罰金が科される。裁判官は、会社が今後も態度を改めない場合は、カーニバルコーポレーション傘下のクルーズ船をアメリカの港から締め出すと宣告した[4][5]。
運航客船における新型コロナウイルス集団感染[編集]
詳細は「クルーズ客船における2019年コロナウイルス感染症の流行状況」を参照
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マジェスティック・プリンセス(Majestic Princess)は、プリンセス・クルーズが運航するクルーズ客船。プリンセス・クルーズでは最大となるロイヤル・クラスの3隻目であり、2017年に就航した。
中国市場向けに建造された客船であり、中国名は「盛世公主号」。
概要
2017年3月31日よりアドリア海にて処女航海。その後、7月より上海発着のクルーズを開始した。
日本への寄港は2017年7月3日に横浜港へ寄港したのが初である。
前述のとおり中国人乗客向けにカスタマイズされており、
ヌードルバーやカラオケスイートなど、
これまでのロイヤルクラスには無い新サービスを提供する。
3月末から4月にかけて花見観光に日本各地へ寄港している。
なお、2018年から2019年にかけて秋季限定で
オーストラリアで運航される。
将来的には同型船の日本発着クルーズが検討されている。[1]
同型船
- 1番船:ロイヤル・プリンセス (客船・3代)
- 2番船:リーガル・プリンセス
![]() 大阪天保山客船ターミナルに着岸する本船(2018年4月) |
|
基本情報 | |
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船種 | クルーズ客船 |
船籍 | ![]() |
所有者 | カーニバル・コーポレーション |
運用者 | プリンセス・クルーズ |
建造所 | フィンカンティエリ |
IMO番号 | 9614141 |
経歴 | |
発注 | 2014年 |
起工 | 2015年 |
就航 | 2017年 |
要目 | |
総トン数 | 144,216t |
全長 | 330m |
全幅 | 38.4 m |
高さ | 60.0 m(水面上) |
喫水 | 8.4m |
速力 | 22ノット |
旅客定員 | 3,560人 |