7年ぶり 政府が冬の「節電」呼びかけ プロが教える“無理なく節電”のポイント

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この冬は7年ぶりに政府が全国に「節電」を呼びかけます。電気料金の値上げも検討される中、“無理のない節電”の方法を専門家に聞きました。    ◇ 今年の“日本三大イルミネーション”に認定された、栃木県の「あしかがフラワーパーク」。すでに冬の光景が広がっていました。 20代カップル 「めっちゃきれい」「すごくきれい」「冬が来たって感じがしていいよ」 約500万の電球が彩る幻想的な空間。冬本番を前に期待が高まるとともに不安も高まっています。 あしかがフラワーパーク 早川公一郎社長 「これから予定されている電気料の値上げの問題。コストのインパクトとしては、(年間)1000万単位のコスト増という形で」 電力大手が相次いで検討を発表している電気代の値上げ。政府は、全国で来年の春以降、電気料金が2割から3割程度上がる可能性があるとしています。 すでに園内では―― あしかがフラワーパーク 早川公一郎社長 「休憩所であったり、バックヤードであったり、電気一つとっても、節電に会社全体として取り組んでいきたい。“ちりも積もれば”と言いますけども、一人一人の意識が大きなものにつながるところもある」    ◇ 今年は、全国的に例年よりも寒い予想となっています。電力のひっ迫に備え、政府が7年ぶりに要請するのが、“無理のない範囲での節電”です。 電気代が高騰する中、私たちにとって節電は、電気代節約への有効な手だてにもなるはずです。どんな節電をしているのか、街の人に聞いてみました。 50代 1人暮らし 「待機電力をまず消すようにしました。最近悩んでいるのは、温水洗浄便座の電気消そうかなとか。でも、消したらやっぱり(便座が)冷たかったです。ハハハ」 30代 3人家族 「嫁さんに言われるのは、『冷蔵庫すぐ閉めろ!』とか、(僕)お風呂が長いので、『長すぎるから電気消せ!』とか」 ――入浴時間減らした? 30代 3人家族 「あ、多少気にしております…」 40代 4人家族 「出掛けて外で過ごす時間を増やすとか」    ◇ 何かと我慢が必要な節電。とはいえ、無理せず“暖”はとりたいところです。そこで、節電のプロに聞きました。 代表的な暖房器具のエアコン、こたつ、電気ファンヒーター。一般的にどれが一番、電気代が安いのでしょうか。街の人に聞いてみました。 母 「エアコン」 娘 「こたつ」 母 「エアコンは掛かりそうなんだけど、裏をいって」 20代 「こたつ」

 

 

 

 

 

20代 「ファンヒーター」 ――ファンヒーターの理由は? 20代 「大きさが一番小さいから」 正解を専門家に聞きました。 節電に詳しいファイナンシャルプランナー 風呂内亜矢さん 「こたつになります。機種によってとかメーカーによっても違うんですけれども、こたつの場合は1時間8円ぐらい」 専門家によると、6畳前後の広さで1時間フル稼働した場合、エアコンは約80円、こたつは約8円、電気ファンヒーターは約30円だといいます。 圧倒的に電気代が安いのは、こたつ。ただ、一番電気代が高い「エアコンしか部屋にない」という人も多いはず。そんな人の節電・節約につながるポイントについても聞きました。 節電に詳しいファイナンシャルプランナー 風呂内亜矢さん 「エアコンとエアコン以外の暖房器具を併用することで、エアコンを使う時間を短くするとか、温度設定を低くする」 例えば、エアコンの温度を21℃から20℃にすると、冬の1シーズンで約1650円の節約になります。そこにこたつなどの電気代を加えたとしても、エアコンの節約分が大きいため、結果、お得になるというわけです。 ただ、何よりも大切なのは―― 節電に詳しいファイナンシャルプランナー 風呂内亜矢さん 「寒い状態で我慢していて、病気になってしまっては元も子もないですから、(大事なのは)無理のない範囲での節電ということかなと

 

 

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