「笑点」大喜利メンバーに“リストラ”林家三平が急浮上!円楽さん逝去と木久扇勇退説で二枠どうなる
9月30日に肺がんのために亡くなった、落語家の六代目三遊亭円楽さん(享年72)。円楽さんの後継者選びが注目される中、日本テレビ系の国民的お笑い番組「笑点」の大喜利メンバーに、“リストラ”されたはずの林家三平(51)の返り咲きが急浮上しているという。
日テレが「笑点」についにメス! 林家三平の大喜利「卒業=戦力外」しかも秒読みだった
「10月2日に放送された『笑点』は円楽さん追悼コーナーがあったことで、視聴率は前週より約7%も上昇し、円楽人気を証明しました。降板が時間の問題だと言われるのが、正座できずに椅子に座って出演している高齢の林家木久扇です。円楽さんの死去と木久扇の勇退でメンバー二枠の後任選びが急務とされる中、名前が上がっているのが昨年末に降板した林家三平です」(演芸ライター) 過去2回のがんを克服した林家木久扇は昨年、自宅で転倒して左大腿骨を骨折。そんな木久扇もすでに85歳。視聴者から見ていて痛々しいという声が上がっている。 これまで大喜利メンバーの本命視されているのが、今最も独演会のチケットが取れないと言われている春風亭一之輔(44)。さらに、落語芸術協会所属の柳亭小痴楽(32)と春風亭昇々(37)のほか、今年3月に真打ちに昇進した一之輔と同じ落語協会所属の女性落語家、蝶花桜桃花(41)や、立川流の立川晴の輔(49)の名前も上がっている。 「一之輔の人気は申し分ない。蝶花桜桃花は女性落語家の中でもアイドル落語家と呼ばれ、人気、実力は群を抜いている。立川流の創始者の故・立川談志さんは『笑点』の初代司会者を務めたものの、降板後、笑点批判を続けたことで、立川流から選ばれることはないと言われていたのが、弟子の立川志らく(59)が『笑点』にゲスト出演し雪解けムード。立川流からは志らくより先に『笑点』に出演した、晴の輔の名前が上がってます」(日テレ関係者) ここに来て、なぜ林家三平の返り咲きが急浮上しているのか。
■高田文夫が三平復活のキーパーソン
三平は「笑点」の大喜利メンバーになって丸5年のうち、1度も座布団10枚を取ったことがなく、落語家としての器量が問題視され、昨年末にリストラされた身だ。円楽さんからも「落語がヘタな上に大喜利でも使いものにならない」と酷評されていたという。 「落語については大喜利メンバーの中にも下手なのはいます。大喜利については、以前、ビートたけしが『大喜利のネタは何人もの放送作家が裏で作っている』と暴露しているように、三平は台本通りやっていただけ。彼に責任はありません。そのため、一門からは三平を再び笑点へという声が上がっているといい、三平自身も返り咲きを猛アピールしているとのことです」 と話す前出の演芸ライターはこう続ける。 「彼が戻れるかどうかは、放送作家の高田文夫(74)のバックアップ次第だとも言われてます」 落語家の顔も持つ放送作家の高田は、お笑い界では隠然たる力を持っていると言われる。三平の母親で“海老名ファミリー”のゴッドマザー、海老名香葉子さん(89)とは昵懇の仲だ。 「三平の実兄で林家正蔵(59)が、こぶ平時代に女性スキャンダルを起こしたときにマスコミ対応していたのが高田でした。それほど、親しい関係。母親の香葉子さんに『三平をよろしく』と言われたら、断れないでしょう」(女性週刊誌記者) 大喜利メンバー候補に6人の名前が上がっているが、本命と言われている一之輔は、「笑点」に出る必要がないほど売れているだけに辞退の可能性が高い。 一度リストラされた三平に復活の芽はあるか。日テレの決断に注目したい。
(本多圭/芸能ジャーナリスト
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