先日も書きましたが、
1) アメリカ進出には、「日本で成功したから、~~~~!!!!」
は、99%、通用しません。
―――――アメリカ進出の日本企業の98%は、製造業も、小売りも、全部、敗退しております。
最近の、”いきなりステーキ”も、典型です。ワンマン社長という点でも、
似ています。
2) アメリカで進出してはいけない、2つの典型的な例が、
家電/PCの大型小売店
2つ目が、家具の小売店
と、私が、30~40年、言い続けてきたことです。
3) ライヴァルより、例えば、面積だけでも、
小さい店舗は、最初から、勝ち目がありません。
下の記事のありますように、
(うちは、”イケア”と狙いも、顧客層も違うからーーーーーーは、大間違いで!)
”イケア”の店舗の、15分の1の大きさで、
どうやって勝つのでしょうか?
「惜しくも、勝てないとわかっているのなら、イケアの、
2倍の大きさ、1万8千坪で、
同じ負けるのなら、やってみる価値がありました。
(余談ですが、NY・マンハッタンの、真子様が、パパラッツイーに、ショッピングを最初にとられたのが、このお店でした)
ベッドバス&ビヨンドでさえ、
平均坪数が、2200坪ですから、
最低でも、ニトリの3.5倍の広さです。
日本一(今ではの話ですが)成功している小売店、
”ユニクロ”
の、(海外進出、当初の)
小さな面積の小売店で、英国(ロンドン近郊周辺)約十店?進出で、
「大・大・大失敗」
それから、相当時間が経過して、
学んで、
「世界がびっくりするほどの!」
超・超・巨大なサイズのマンハッタン店を、
オープンして、
(しかも、1年余りに、超・狭いマンハッタンに、巨大な3店舗です)
「成功のカギ」を、見つけたわけですが、
ニトリはその、
(同じような、ワンマン型―――しかし、、ワンマンでも、柳井さん
は、常々に、時期時期に、超・専門家に相談しております)
ユニクロからなにも、学んでおりません。
もう一軒最近の有名なのは、
私も数回、以前に書きましたが、
”MUJI”
無印良品も、ユニクロも、ニトリも、
種類が多いから、見て楽しいから、迷う楽しみで、成功しているので、
その全種類に近いものが展示・販売されるのを見ることができるから、
相乗効果で、成功に、導けるので
自分たち、経営者が、一番知っていることを、”基本中の基本”を、
ケチって、ケチって、節約して、
怖がって、
(成功したら、いつでも、大きくできる?で、(----)
小さくて、小規模で、
店舗を出店して、結局は、アメリカ撤退です。
日本の一番でかいお店の2倍くらいの、
バカでかい面積のお店を一店舗でも作っていれば、(たぶん4~5千坪の巨大な店舗)
”MUJI”は、成功した可能性が、相当上がったはずです。
日本のコンヴィニに、毛が生えたくらいの、中途半端な、
くらいのサイズの店舗面積に、
商品を陳列したって、
ファイル系統や、オーガナイズ系統や、整理整頓の文房具屋みたいで、
何の意味もありませんでした。
大失敗して、当然です。
意地でも撤退しないのが、”吉野屋”です
(多分、45年くらい、まだ、細々とやっているはずです
――――お砂糖とお醤油を2倍にして、”スキヤキの味”にしたら、大成功します
ーーーーYOSHINOYAには、そういう解決策がありますが、意地であるかのように、
伝統だ、築地の味だ、って言って、薄い、もの足りない味で、
皆が、お醤油を、たっぷりかけて、唐辛子もかけて、
食べないと味がない味で、
お客は、日雇いのような、ヒ*パ*ック系等のお客が主で、
毎日が、閑古鳥の、全米に、数軒残った営業で、
ミニマム経営で、日本から、赤字を補填し続けて、45年、
意地と、頑固さとレセピーを変えない、異常な経営方針の石頭の塊です))
”ベアード・パパ”も、いまだに、閉店せず、意地でやっている感じです。
4) 日本から、視察/研修で、毎年、少しの社員を送ったとしても、
”団栗の背比べ”
の、社員を、送っても、何の意味もありません。
こういう記事/テーマで、何百回も言っておりますが、
現地に、最低でも、25年~35年、以上住み、
その道の専門家に、「相談」
(まあ、相談されたら、進出は、止めなさい!と、いいますがーーーー)
を、日本のすべての社長さんは、「ワンマンであるため」、
絶対に、しません。
自分が、王様です、
自分が、”神”です。
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ニトリ・米国・LA撤退;最初の感想
「ダメだ! こりゃあ」でした。
著名経営者が「ワンマン」になってしまう理由
「彼らは一体米国で何を見て、何を学んだのだろう」
という素朴な疑問
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正直に言いますと、筆者が最初にアキホームを視察して抱いた感想は、
「ダメだ! こりゃあ」でした。
しかし13年10月23日に「ライブドア・ブログ」に書いたブログでは、(流通関係者も多い)読者の気持ちに配慮し、「挑戦している日本企業に対して厳しいことを言って申し訳ありません。似鳥昭雄さん、ごめんなさい。近いうちにまた視察したいと思います」などと、かなりオブラートに包んだ表現にしていました。

アキホームの1号店オープン時から動向をフォローしているが、今になって「競争の激しさを理由に撤退を決めた」ことには首をかしげざる得ない(写真:後藤文俊)
以下、当時のブログの骨子を再録すると、
「アキホームのポジショニングが不明瞭。家具やインテリア、キッチン用品を買いにこの店に来る必要はあるのだろうか?」
「西に10分程度のところには
(広さ)9000坪以上の『イケア』
がある。家具やインテリアを買う場合、品ぞろえが圧倒的なイケアを選ぶだろう。家具を買うなら家族で行くので、店で食事ができて、小さい子供を預かってもらえるイケアが便利。
リネンやカーテンなら、
コーディネートも楽しめる
ベッドバス&ビヨンド
だろう。両社ともスタイル・ブランド力は抜群だから」
そして、結論は次のようなものでした。
「アキホームは競合店に対して、どう差別化するのか、見えにくい。米国人も日本製品は好きだが、『アフォーダブル(手ごろな)・プライス』で、競合店より集客できるとは思えない。一方で低価格を武器にすると、客層が悪くなる。返品も予想以上に増える。日本人の多くは米国人の返品を甘く見積もっている。『誰が顧客になるのか』を考えても、ニッチな層しか思い浮かばない」
著名経営者が「ワンマン」になってしまう理由
こう書いた後も、視察だけでなくプライベートでも何回か訪問しましたが、店舗のフォーマットなどが全く変化しないため、次第に足が遠きました(店名の表記を変えるなどの“小手先の改革”は色々とやっていましたが)。

毎年、数百人ほどの社員を渡米させ、米国小売りチェーンの実態を熱心に勉強させているイメージがあったのだが(写真:後藤文俊)
ニトリは毎年、少なくない数の社員を渡米させており、米国小売りチェーンの実態を熱心に研究しているイメージがありました。
しかし、そうした研究を経て進出したはずのアキホームの実態を見ると、
「彼らは一体米国で何を見て、何を学んだのだろう」
という素朴な疑問が湧いてきます。
日本の新聞や雑誌、ネットでは、似鳥氏を名経営者であるとする記事が少なくありません。しかし、少なくとも今回の米国撤退という事実を踏まえると、似鳥氏を褒めそやしていた人たちは、「米国のアキホームを見たことがないのだろう」、「米国流通の実態に詳しくないのだろう」と思ってしまいます。
確かに、日本から米国に進出してくる企業の多くは、「日本では大成功している」のでしょう。だから、そのトップは日本のメディアに「カリスマ」「名経営者」などと評価され、「米国市場でも成功できるだろう」と考えてしまう。
米国と違い、日本のメディアが著名な経営者にインタビューする際には、相手の弱点や改善すべき点を突くことより、その企業の良いところを中心に話を展開することが多い気がします。相手を持ち上げて、より多くの話を引き出そうとする。