車幅を「犠牲」にするということは、
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ミリ単位でこだわったベストサイズワゴン。スバル「レヴォーグ」がアクティブ派のジレンマを解決
アクティブ派にとっての車選びは、ジレンマとの戦いでもある。しっかり荷物を積みたいけれど、街乗りの際に大きすぎるボディサイズは扱いづらいというせめぎ合い。
北米や欧州の市場に牽引されるように車種によっては大型化が進む車体事情のなか、日本の道路事情に適したサイズの“積める車”の選択肢は、そう多くないのだ。
そこで、しっかりと日本市場にフォーカスを当てた、専用設計による最適サイズのワゴンがスバル「レヴォーグ」というわけだ。
乗れば乗るほど、スバルらしい乗り味と、行き届いた造りで日常が快適になること請け合い。早速、実力を見てみよう
日本の道路事情に最適化。車幅1795mmへのこだわり
LEVORG STI Sport R EX(LEDアクセサリーライナー、STIフロントアンダースポイラー、STIサイドアンダースポイラー、STIリヤサイドアンダースポイラー、STIリヤアンダースポイラーは、ディーラー装着オプションです)。全長4755×全幅1795×全高1500mm。477万4000円〜。
狭い日本の道路事情を加味すれば、アクティブ派がマイカーに求める高い積載力を備えつつも、コンパクトなほうが使い勝手が良いというのが本音だろう。
ただし、積載力を求めるなかにおいて、なかなかこの両得は難しいところ。
そこでスバルは、日本市場に開発されたレヴォーグにおいて、ミリ単位にこだわって、扱いやすいサイズ感ながら荷物が積める設定とした。
最も注目したいのが、その車幅だ。レヴォーグの全幅は1795mmとなる。
なぜこの値が重視されるかというと、グローバル市場ではミドルサイズのCセグメントで1800mmを超えるものが少なくないという実情にあって、1800mm以下というコンパクトさが大きな意味を持つわけだ。
1800mm以下というのは、実際の道路幅や運転しているときの体感的にも、扱いやすさのひとつの目安となっている。特に日本の都心部の道路幅は狭く、2車線道路であってもギリギリのすれ違いになるところが多い。
また、機械式立体駐車場においても、車幅1850mm以下の駐車が可能という場合が多く、古いところでは、1800mm以下に設定されている場合さえある。さらに、全高は1500mmに設定されているため、機械式立体駐車場への入庫がほぼ問題ない点でもメリットがあるのだ。
こうしたミリ単位でのこだわりが、使い勝手の良さを裏打ちしているといえる。
狭い道の曲がり角もドアミラー装着部を三角窓にすることで、死角を排除し、視界も確保できる
車体サイズを抑えても、ユーティリティはアップ
レヴォーグを語るうえで、車幅と同じくらい重視したのが、荷室容量だ。車格に対して561ℓ(VDA法による測定)という数値は、国産車最大クラスとなる。
数値以上に、使い勝手を増すのは、至れり尽くせりといえるユーザー想いの設計だ。まず、後席を前方に倒せば、フラットで広い荷室を確保することができる。
この“フラットになる”というのは大きなポイントだ。例えば、サーフボードといった長尺なものや自転車など、大きなものがかなりの割合で積める。
さらにいえば、寝袋を用意して車中泊という手も使える。ストレスフリーな寝場所が得られるのは、車移動の可能性をさらに高めてくれるだろう。
さらに、床板を外すと深さのあるサブトランクが出現。こちらは、機内持ち込みサイズのスーツケースが収納できるほどの大きさ。
例えば、アクティビティで濡れたり汚れたりした服なども、ほかの荷物と混ざることなく、積載することができるのだ。
こちらが空の荷室。車体サイズの大きい輸入車に匹敵するほどの広さだ。
後席は3パートにセパレートしており、右・中・左のみをそれぞれ単独でフラットにすることができるので、前席2・後席1・合計3人分の座席は確保したまま、荷物を積むこともできる。
荷室のユーティリティこそ、ワゴンを選ぶ大きな理由となりうる
伝統と先進性。ブランドのすべてを凝縮
レヴォーグには、上質かつスポーティな「STI Sport」グレードも展開。最先端の走りと特別な内外装をまとったモデルだ。
積めるうえに走る愉しさを味わえる。
レヴォーグが体現する「ツーリングワゴン」スタイルこそ、スバルが世に定着させた文化を継承したもの。レガシィ ツーリングワゴンに始まり、その後、さまざまな形でワゴンスタイルを発信してきたスバルの伝統そのものだ。
レガシィのみならず、人気車種のインプレッサ、SUBARU XVなども、こうした系譜を継いでいるといえるだろう。
日本市場に向けたツーリングワゴンとして2014年に登場したレヴォーグも、またしかり。
水平対向4気筒エンジンを備えたシンメトリカルAWDの設計で、バランスの良い荷重による安定走行を実現。
また、スバルグローバルプラットフォームに加えてフルインナーフレーム構造を採用した設計により剛性を高めることで、同乗者たちの安全を確保しているわけだ。
人間工学に基づいた疲れにくいシートの装備や、操作しやすいデバイスの設置など、快適なドライビング空間を演出することで、より安全な運転を導く。この点は、スバルが掲げる「総合安全」の発想にも通ずるもの。
大型かつ高精細の11.6インチセンターインフォメーションディスプレイ&インフォテインメントシステムの操作もタッチ式でスムースに。
運転支援システムの作動状況などをグラフィカルに表示する12.3インチフル液晶メーター。
高度運転支援システムを搭載する、最も進化した「アイサイトX」も装備。ステレオカメラによる認識と制御によって、人の目のような識別力を実現。
アイサイトとレーダーを組み合わせた360度センシングにより、高速道路でのサポートや街中での衝突回避、駐車サポートや夜間走行補助など、遠出の疲れた帰り道もアイサイトがサポートしてくれる。
これらの技術には、ひとりひとりの命を守るために「2030年死亡交通事故ゼロ」を目指して、独自の安全技術を磨き上げてきたスバルの車造りへの想いが込められている。
サイズ・積載性・信頼性がバランス良く融合したレヴォーグが、広く支持される理由なのだ。
最後に、そんなレヴォーグの機能や性能を存分に味わっていただくのにぴったりなサービス「SUBAROAD」も紹介しておこう。
複数のドライブコースから好みのプランを選択。好みの経由地を追加してコースをアレンジすることも出来る。
「SUBAROAD」は、目的地までを最短経路ではなく、走りがいのある道、運転していて愉しい道を案内するドライブアプリ。
美しい景色などその土地ならではの魅力あるコースを音声とともに案内してくれる。現在、伊豆(3コース)・千葉・群馬・広島(2コース)の全7コースが展開され、順次エリアを拡大予定とのこと。
ぜひレヴォーグに詰められた想いを「SUBAROAD」で堪能していただきたい
ミリ単位でこだわったベストサイズワゴン。スバル「レヴォーグ」がアクティブ派のジレンマを解決 (oceans.tokyo.jp)