中絶はすべての女性が医師とともに決める問題」 “中絶の権利”訴える大規模デモに数千人が参加 来月のアメリカ中間選挙でも大きな争点
アメリカで中絶を事実上禁止する州が相次ぐ中、中絶の権利の重要性を訴える大規模なデモが首都ワシントンで行われました。 8日、女性団体の主催で行われたデモには数千人が参加しました。 アメリカでは今年6月、連邦最高裁が半世紀にわたって認められてきた中絶の権利を覆す判断を下し、共和党が優勢な州で相次いで中絶が事実上禁止されています。 デモの参加者たちは連邦議会までの道のりを1時間半にわたって行進し、中絶の権利の重要性を訴えました。 参加者 「中絶は政府や政治家が決めるべきものではなく、全ての女性が医師とともに決めるべき問題です」 「娘たちの権利が私たちよりも制限されるんですよ。だからこそ我々の世代が、若い世代のために戦う必要があるんです」 「私は無党派ですが、共和党の知事に投票したことをとても恥ずかしく思います。もう二度とテキサス州で共和党に投票しません」 アメリカでは中間選挙が1か月後に迫っていて、中絶をめぐる問題も選挙戦の大きな争点になっています。
TBSテレビ