ジャッジ59号で大谷とのMVP論争終了?NY紙「議論にすらならない」

 

デイリースポーツ

 大谷翔平(左)とアーロン・ジャッジ

 

 

 

 

 

 ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手(30)が18日(日本時間19日)、ブルワーズ戦に「1番・中堅」で出場し、58、59号を含む5打数4安打4打点の固め打ち。シーズン16試合を残し、1961年にロジャー・マリスベーブ・ルース超えの61号で樹立した球団記録&ア・リーグ記録まで2本とした。また、127打点と合わせて二冠を独走している主砲は打率を・316まで上げ、首位打者に5毛差に迫り、メジャー10年ぶりの三冠王を射程圏内にとらえた。  ジャッジのこの日の活躍を伝えた地元紙ニューヨーク・ポスト電子版は「アーロン・ジャッジのMVPは議論にすらならない」との見出しで、メジャー唯一の二刀流選手として34本塁打&13勝をマークしているエンゼルスの大谷との一騎打ちが予想されるMVP投票はジャッジ勝利を主張。「このMVP論争は少しおかしくなってきている。少なくとも数週間前に終わった議論の中では最も白熱した議論になるかもしれない。あるいはそうなるべきだった」との書き出しで、今なお続いている論争に疑問符をつけた。  記事を執筆したヘイマン記者は、昨季までヤンキースのコーチだったエンゼルスのネビン監督代行の大谷推しの発言を引用しながら「しかし、私はネビンを責めることはできない。(6月に電撃解任された)ジョー・マドンの時よりもエンゼルスが悪化していることを考えれば、他の選手(ジャッジ)を推すことは職の保障の観点からも賢明ではないだろう」と皮肉。大谷については「信じられないほど素晴らしいし、2つのことでレベル違いの結果を残している」と評価する一方で、「しかし、WAR(チームの勝利への貢献度を示す指標)はジャッジより10%低い。またオオタニは6月以降のエンゼルスの順位に影響を及ぼしていない。要約すれば、今年のオオタニは(ジャッジと比較して)あまり良くはないし、価値もずっと低い」と言い切った。  記事中では、ヤンキースのブーン監督がジャッジの今季の活躍を「時代を映すシーズン」と絶賛。ジャッジの同僚のリゾが「これから2、3週間でだれがMVPにふさわしいかというストーリーを展開しようとしているのは分かる」としながら「オオタニについての議論も知っている。しかし、今年はジャッジのシーズンだ。特別なシーズンだ」とのコメントを伝えた

 

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