大谷翔平、7回8K無失点で13勝目!規定投球回まであと「14」奪三振率はメジャートップの「11.92」打者でも先制二塁打と二刀流で躍動「最初から飛ばした」
【MLB】
エンゼルス 2-1 マリナーズ(9月17日・日本時間18日/アナハイム)
エンゼルス大谷翔平投手が「3番・投手」で先発出場し、
投手として
7回を投げ
3安打
無失点
8奪三振の好投で、
メジャーでの自己最多を更新する13勝目(8敗)を挙げた。
初回からこの日最速となる101.1マイル(162.7キロ)を投げ込むと
スライダー、
スプリット、
カットボール、
など持ち球をフル活用。
マリナーズ打線に二塁すら踏ませない好投だった。
これで大谷は今季の投球回が148回となり、目標とする規定投球回「162」まで、あと14回と迫った。
1週間前の前回登板ではメジャー自己最速の101.4マイル(163.2キロ)をマークしつつ、
試合途中に右手中指のマメで降板していた大谷だったが、
この試合では初回から球速、変化球の曲がり幅など威力十分。
3回までに60球を要したものの、尻上がりにペースアップ。
4回から7回までの4イニングを47球でまとめた。
要所では
ストレート以上に球速が出るツーシームに
縦、横と変化を変えられるスライダー、
急激に落下するスプリットなど
自由自在。
ポストシーズン進出争いを続けるマリナーズ打線を完全に手玉に取った。
また打者としても大谷は1回の第1打席、1死一塁からレフトフェンスの最上部を直撃する先制のタイムリー二塁打。
自ら「投手・大谷」を援護する一打を放っていた。
試合後、大谷は「1点もやらないように最初から飛ばしていきました」と振り返った。
この結果、大谷の今季の投球回は148回まで伸び、
既に達成している規定打席
と合わせた
「規定打席&規定投球回」のクリアまで、あと14回に。
残り3試合に先発登板が予定されており、
毎試合5回弱を投げれば史上初の快挙達成となる。
また今季の奪三振数は196個まで伸び、
奪三振率11.92はメジャートップの数字。
防御率2.43もア・リーグ5位にランクインするなど、
メジャー挑戦以来、投手として最高のシーズンを送っていることを象徴するような結果がズラリと並ぶ。
ア・リーグのMVPは、ヤンキースのジャッジと激しい争いを繰り広げているが
“ダブル規定”の達成に加え、リーグ屈指の奪三振率、防御率となれば、さらに追い風が吹く。 (ABEMA『SPORTSチャンネル』