アゼルバイジャン・アルメニア間で再び軍事衝突 戦闘拡大の恐れも

産経新聞

南カフカス地方の旧ソ連構成国、

 

アルメニアとアゼルバイジャンは13日未明、

 

 

両国の国境地帯で軍事衝突が起きたと発表した。

 

 

両国は相手側による挑発が発端だと主張した。

 

 

 

タス通信が伝えた。

 

 

銃撃や砲撃の応酬で死傷者が出ているという。

 

 

両国の仲介役を担ってきたロシアはウクライナ侵攻に追われており、

戦闘は拡大する恐れがある。 

 

 

タスによると、アルメニア政府は13日、

パシニャン首相が軍事同盟を結ぶロシアのプーチン大統領と電話会談を行い、

衝突の情報を共有したと発表した。 

両国間では2020年秋、

係争地ナゴルノカラバフ自治州を巡る大規模な紛争が発生。

両国に影響力を持つロシアの仲介で停戦が成立したが、

その後も双方が相手側の攻撃を報告するなど緊張が続いてきた。 

 

 

アルメニアは今年3月下旬にも、

アゼルバイジャン軍が同自治州のアルメニア側支配地域に侵入したと非難。

 

 

この際もロシアの介入によって、

本格的な戦闘の再開は回避された。 

 

ただ、ロシアは同自治州に駐留させていた停戦監視部隊の一部をウクライナ戦線に送ったとされ、ロシアの停戦維持能力の低下を指摘する声も出ている

 

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