「もう水がない」グリーンの穴が次々埋められ…仏のゴルフ場で被害相次ぐ(2022年8月16日)
フランスのゴルフ場でグリーンにあるホールカップがセメントなどで埋められる被害が相次いでいます。 フランス南部トゥールーズ周辺のゴルフ場では先週、グリーンの芝がはがされ、ホールカップがセメントで埋められました。 また、中部リモージュのゴルフ場でもホールカップに植物が植えられました。 穴を埋めたのは環境保護団体「エクスティンクション・リベリオン」で、SNSに投稿された画像には「ゴルフコースは終わり。もう水がない」と書かれています。 フランスではこの夏、歴史的な干ばつが起きていて、多くの地域で日中の庭の水やりや車を洗うことが制限されています。 干ばつが深刻な地域では農家の水やりも禁止されている一方、ゴルフ場の水やりは条件付きで認められていて、団体側は「一部の富裕層のレジャーのために水が独占されている」などと主張しています。 [テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
エクスティンクション・レベリオン(英: Extinction Rebellion、略称:XR)は、人間の生産活動による地球温暖化 、生物の多様性の喪失 、そして人類の絶滅と生態システム全体の崩壊の危険に対する有効な政策の欠如に対して抗議し、温暖化に対する政治的な決断を促すために非暴力の直接行動を用いる社会・政治的な市民運動である[1][3][4]。
エクスティンクション・レベリオンは2018年5月に、イギリスで94名の科学者たちがXRへの支持を表明した公開書簡に署名をして設立され、2018年10月の終盤[5]にロジャー・ハラム、ゲイル・ブラッドブルック 、サイモン・ブラムウェル、およびXRの前身である Rising Up! の活動家たちによって正式に活動を開始[6]、2018年11月にロンドンで市民による様々な不服従行動を開始した[7]。
翌2019年4月、XRはロンドン中心部の4つの主要地点、オックスフォードサーカス、マーブルアーチ、ウォータールー橋、そして英国国会議事堂(ウェストミンスター宮殿)周辺を人海作戦により10日間にわたり占拠し、(救急車など緊急車両を除き)一般車両の通行を全て阻止することで意図的に市民生活に混乱を招き、現行政治による地球温暖化の決定的な政策の欠如に対して抗議した。
エクスティンクション・レベリオンは様々な草の根運動から触発されており、「ウォール街を占拠せよ/Occupy London」、マハトマ・ガンディーによる非暴力抵抗運動、女性の参政権を求めた「サフラジェット」、キング牧師による公民権運動、およびその他の市民権運動などを例に挙げている。
XRは、危機的な地球温暖化への対策として、これが緊急事態であることを世界共通の認識として波及させるように呼びかけている[8][9]。
過去のイギリス(1961年)における反戦運動団体「Committee of 100」の集団逮捕の前例に倣い、XRの活動を支援する多くの市民は逮捕、あるいは逮捕の後の拘留に同意している
要求項目[編集]
エクスティンクション・レベリオンの掲げる目標はウェブサイトにおいて、以下のように述べられている: [1][12][13]
- 「政府は気候とより広範な生態学的な緊急事態について事実を語り、矛盾する政策を撤回し、メディアと協力して市民に情報伝搬する。
- 政府は2025年までに炭素排出量をゼロとし一般物品の消費量を減らすべく、法的拘束力のある政策措置を講じる。
- これらの変化を監督するための国民の議会 を設立し、正しく機能する民主主義を確立する。」
基本方針[編集]
エクスティンクション・レベリオンはウェブサイト上で次の内容を説明している:[14][15]
- 「XRは後世代の人々が暮らしていける世界を作るため、変革を起こすという理念を共有している。
- XRが変革に必要として挙げる使命は、集団の推進力を活用した運動を実行するべく、総人口に対する3.5%の市民の参加を目指す。
- 人類は、健康的で対応性と再生力を備えた、循環的な文化体質を確立する必要がある。
- XRは自らの在り方も含め、現状に安住せず、既存の有害な社会構造に対して明白な疑問を投じ、変革を進めるべく活動を行っていく。
- XRは自らの経験、自己反省から学び、外部からの情報を吸収して常に活動内容の改善と開発に努める。
- XRはいかなる人々のいかなる規模の参加も歓迎し、積極的に安全で敷居の低い活動環境を提供する。
- XRは意図的に権力を握ることを避け、内部の上下関係を排除し、より公平な参加体制を築く。
- XRは非難や侮辱と言った手法を避ける。社会構造は有害であるが、その中の個人に責任を課し責めることはしない。
- XRは非暴力の組織であり、変化を起こすには非暴力の作戦・手段が最も有効であると考える。
- XRは自立的で拡散型の活動スタイルを基盤とし、既存の権力体制に挑戦するための手法・構造は集合的に創造していく。この基盤を用いた、いかなる市民活動も "RisingUp!" の名の下に実行することが出来る」[16]
逮捕される事を活動手段とする(英国)[編集]
XRの創立者たちは、世界各地で過去に起きた様々な市民運動からの教訓として「書簡やメール、デモ行進による訴えには効果がない。手応えのある効果を得るには参加者が2千~3千人規模で逮捕され、そのうち400人ほどが投獄される事が必要だろう」[57] と述べている。
2019年春季の2週間デモでは、英国ロンドンの活動だけで1130人の市民が逮捕されており、逮捕者の内容も年金受給者から現役の政治家に至るまで幅が広い
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「もう水がない」グリーンの穴が次々埋められ…仏のゴルフ場で被害相次ぐ
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フランスのゴルフ場でグリーンにあるホールカップがセメントなどで埋められる被害が相次いでいます。 フランス南部トゥールーズ周辺のゴルフ場では先週、グリーンの芝がはがされ、ホールカップがセメントで埋められました。 また、中部リモージュのゴルフ場でもホールカップに植物が植えられました。 穴を埋めたのは環境保護団体「エクスティンクション・リベリオン」で、SNSに投稿された画像には「ゴルフコースは終わり。もう水がない」と書かれています。 フランスではこの夏、歴史的な干ばつが起きていて、多くの地域で日中の庭の水やりや車を洗うことが制限されています。 干ばつが深刻な地域では農家の水やりも禁止されている一方、ゴルフ場の水やりは条件付きで認められていて、団体側は「一部の富裕層のレジャーのために水が独占されている」などと主張しています。
テレビ朝日