ロシア兵遺体の大半が貧困地域出身 ウクライナ取材の綿井氏

産経新聞

ウクライナ情勢について講演するジャーナリストの綿井健陽さん=14日午後、大阪市中央区(渡辺大樹撮影)

 

 

世界各地の紛争・戦争地域を取材するジャーナリストの綿井健陽(たけはる)氏が14日、大阪市内で開催された関西プレスクラブの会合で講演した。綿井氏は3月中旬から約1カ月半、ロシアの侵攻を受けたウクライナを訪問。戦闘に巻き込まれた現地の惨状を報告するとともに、戦争の実態を現場から報じることの重要性を強調した。

 

 

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綿井氏はロシア軍の激しい攻撃を受けた首都キーウ(キエフ)や、民間人が虐殺されていた周辺地域などを取材。講演では住民が悲惨な被害を受けた実態とともに、ロシア兵の遺体の大半が南部など貧困地域出身の若者だったと証言した。 綿井氏はまた、日本の多くのメディアが戦争初期にキーウから撤退した事実について触れ、「現地に入り、日本人の視点で侵攻の現状を報じることも必要だったのではないか」と疑問を投げかけた

 

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