“大谷しか勝たん”8勝目 大谷翔平また連敗ストッパー 圧巻の投球術で5連勝 打撃ではメジャー通算300打点&2年連続2桁盗塁
■メジャーリーグ
エンゼルス 5ー2 マーリンズ(日本時間7日 ローンデポ・パーク) エンゼルス・大谷翔平(28)は“3番・投手”で先発。28歳となって初マウンドはメジャー5年目にして初のマイアミと初物づくしとなった。初マウンドで立ち上がりは大事に行きたいところ1番J・バーティ(32)をショートゴロに打ち取ったがL・レンヒーフォ(25)がエラー、すると2番J・ウェンドル(31)にはカーブを打たれツーベース、いきなり無死二、三塁のピンチ。すると3番G・クーパー(31)にライトへ犠牲フライで失点、大谷の無失点記録も21回2/3でストップした。 一気に崩れそうな流れだったが4番J・アギラ(31)をスプリットで空振り三振、5番A・ガルシア(30)をセンターフライと気持ちを切り替え最少失点で抑えた。 2回も2死一、二塁とスコアリングポジションに走者を背負ったが1番バーティーをカーブでライトフライに打ち取り無失点、しかし1回のウェンドル、2回のバーティーと2球しか投げていないカーブを2球とも捉えられていた。 3回以降の勝負球はスプリットを選択、3番・クーパー、4番、アギラをスプリットで連続三振。4回にも6番J・サンチェス(24)7番B・アンダーソン(28)も連続三振とここまで全てスプリットで三振を奪った。 大谷が流れを作るとエンゼルスは0対1と1点を追う5回2死満塁のチャンスを作り2番M・トラウトが押し出しの死球で同点に追いついた。 更にここまで三振、サードゴロと2打席凡退の大谷、カウント2-1から内角のチェンジアップが詰まってファールとなった。ここでマーリンズのキャッチャー・スターリングスが間を開けるため2度サインを出しなおすと、今度は大谷が間を嫌いタイムをかけた。ここでマーリンズバッテリーは外角のストレートを選択、それを大谷は腕だけでコンパクトに逆方向へ弾き返し勝ち越しの2点タイムリー、大谷の対応力が勝りメジャー通算300打点をマークした。 得点を取った後の回が大事といわれる5回裏、大谷は9番・スターリングを101マイル(163キロ)で空振り三振、1番・バーティにはカウント2-2から100マイル(163キロ)のストレートで三振を狙ったが見逃されボール、カウント3-2になる大谷はセットポジションでボールを長く持ちそこからスライダーで空振り三振、球種だけでなく投げ方も変えて抑えた。 3対1とリードした7回、第4打席、大谷は四球を選ぶと2塁ランナー・ビアー(30)とダブルスチールに成功し今季10個目の盗塁で2年連続2桁盗塁となった。
大谷は
7回を投げ
100球
被安打2
奪三振10
四死球3
失点1(自責点0)
打撃では4打数1安打2打点1盗塁
で打率.259
大谷が投打の活躍でエンゼルスは7月に入って初勝利、
またまた大谷がストッパーとなり 連敗を8で止め、
大谷も自己最長の5連勝で8勝目となった