記録的な酷暑で溶けた? 伊ドロミテ山塊で氷河崩壊、登山者6人死亡

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7月3日、イタリアアルプスでマルモラーダ氷河が崩壊した事故現場。同国の救助隊提供=ロイター

 

 

 

 イタリア北部のドロミテ山塊で3日、氷河の一部が崩壊し、引き起こされた雪崩で登山者6人が死亡した。AFP通信によると、氷河の最上部では前日、過去最高となる10度まで気温が上昇。現地では、「酷暑で氷が溶けて崩壊した可能性がある」という専門家の見方も出ているという。

 

  【写真】グリーンランド沖の氷山。近年氷床の融解が加速している。 

 

 

 同通信によると、事故が起きたのは、イタリアアルプスで最も大きいマルモラーダ氷河。救助隊によると、氷河の崩壊で、雪や氷、岩が交じった雪崩が登頂ルートを襲い、複数の登山パーティーが巻き込まれたという。  地元の氷河専門家はイタリアメディアに対し、「おそらくここ数日の酷暑で氷河が溶け、その水が氷河の底にたまったことで、支えを失った氷河の塊が崩壊した」と指摘しているという。(パリ=疋田多揚)

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