侵攻巡る言動で解任か クリミアの元女性検事長

ナタリヤ・ポクロンスカヤ氏=2021年5月、モスクワ(タス=共同)

 

ナタリヤ・ポクロンスカヤ氏=2021年5月、モスクワ(タス=共同)

ロシア政府機関の副長官だったナタリヤ・ポクロンスカヤ元下院議員が13日、解任された。ロシア主要メディアが伝えた。ロシアのウクライナ侵攻を「悲劇」などとした発言が原因となった可能性がある。ポクロンスカヤ氏は2014年にロシアが併合したウクライナ南部クリミアの元検事長で、SNSなどで「美しすぎる検事」などと注目された。

プーチン大統領が解任の大統領令に署名した。ポクロンスカヤ氏は通信アプリで、解任後に別の役職に就くことに言及した。

 

ウクライナ南部ヘルソン州で支援物資を配るナタリヤ・ポクロンスカヤ氏=3月(タス=共同)

 

ウクライナ南部ヘルソン州で支援物資を配るナタリヤ・ポクロンスカヤ氏=3月(タス=共同)

ポクロンスカヤ氏は、ロシア軍の戦車などに記された「Z」のアルファベットを「ロシアとウクライナにとって悲劇と追悼の象徴だ」と述べていた。

同氏は現在のウクライナ東部ルガンスク州出身。プーチン政権与党「統一ロシア」の下院議員などを経て、今年2月に海外交流を担当する政府機関の副長官に任命された。(共同

 

侵攻巡る言動で解任か クリミアの元女性検事長 - 産経ニュース (sankei.com)