侵攻巡る言動で解任か クリミアの元女性検事長
ロシア政府機関の副長官だったナタリヤ・ポクロンスカヤ元下院議員が13日、解任された。ロシア主要メディアが伝えた。ロシアのウクライナ侵攻を「悲劇」などとした発言が原因となった可能性がある。ポクロンスカヤ氏は2014年にロシアが併合したウクライナ南部クリミアの元検事長で、SNSなどで「美しすぎる検事」などと注目された。
プーチン大統領が解任の大統領令に署名した。ポクロンスカヤ氏は通信アプリで、解任後に別の役職に就くことに言及した。
ポクロンスカヤ氏は、ロシア軍の戦車などに記された「Z」のアルファベットを「ロシアとウクライナにとって悲劇と追悼の象徴だ」と述べていた。
同氏は現在のウクライナ東部ルガンスク州出身。プーチン政権与党「統一ロシア」の下院議員などを経て、今年2月に海外交流を担当する政府機関の副長官に任命された。(共同