これの効果が証明されれば、後に続くでしょう。
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恵比寿ガーデンプレイス オフィスタワー棟制震改修工事(東京都目黒区、渋谷区)
1350トンの重り載せ 超高層の揺れを軽減
高さ160m超での「居ながら工事」、
8月完成予定
池谷 和浩 1350トンの重り載せ 超高層の揺れを軽減 | 日経クロステック(xTECH) (nikkei.com)間もなく竣工から30年を迎える超高層ビル「恵比寿ガーデンプレイスタワー」で、2022年8月に制振装置の設置が完了する。構造の頂部に配置した制振要素で揺れを相殺し、長周期地震に備える。工事エリアは最上階と屋上に限られ、超高層ビルでは異例の「居ながら工事」となった。
ランドスケープに定評がある人気スポット「恵比寿ガーデンプレイス」で、利用者にほぼ知られることなく一大工事が完了しようとしている。敷地にそびえ立つ最高高さ約167mの「恵比寿ガーデンプレイスタワー」(以下、オフィスタワー)における制振改修工事だ〔写真1〕。
〔写真1〕最高高さ167mで進む天空の改修
2022年3月に撮影した屋上部分での工事の模様。都心の眺望の中にタワークレーンがそびえ立つ。写真右下に写る井桁状の鉄骨が制振装置の一部だ(写真:池谷 和浩)
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地上から見ると、オフィスタワーの頂部でタワークレーンが立ち上がっているのが分かる〔写真2、図1〕。工事は夜間、最上階と屋上で進められた。2020年9月から2年に及ぶ工事が、間もなく完了を迎える。
〔写真2〕利用者が工事に気付くことはほとんどない
昼間の恵比寿ガーデンプレイス。「居ながら工事」を実現するため、工事範囲を屋上や最上階(40階)に限り、資材搬入や実際の施工は夜間に限定した(写真:池谷 和浩)
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〔図1〕ヘリコプターのホバリングスペースを一時撤去して施工
完成予想図。オフィスタワーを上空から見た。緑に塗装されているのがヘリコプターのホバリングスペースで、下に制振装置を設置している(資料:鹿島