ウクライナ首都にミサイル攻撃 2地区で爆発・火災 東部拠点、ロ軍の勢い鈍化か
5日、ウクライナの首都キーウ(キエフ)で、早朝の爆発音に続いて立ち上る黒煙(AFP時事)
【ブリュッセル時事】
ウクライナのメディアによると、
首都キーウ(キエフ)の市内2地区で
5日早朝(日本時間同日午後)、
相次いでミサイル攻撃があり、大きな爆発と火災が起きた。
一方、東部ルガンスク州では、ウクライナ軍の根強い抗戦に遭い、完全制圧を目指すロシア軍の勢いは鈍化しているもようだ。
キーウのクリチコ市長が通信アプリで明らかにしたところでは、
爆発があったのは、中心部と川を挟んで対岸にある東部ドニプロ地区と南東部ダルニツァ地区。
現地の報道によれば、火災が発生して黒煙が立ち上った。1人が負傷したが、犠牲者は確認されていないという。
キーウは、2月下旬にロシア軍による本格侵攻が始まってしばらく、何度もミサイル攻撃にさらされた。ロシア軍が周辺の北部キーウ州などから撤退して以降は比較的平穏が保たれ、外国政府要人らの訪問が続いていた。ただ、グテレス国連事務総長が訪れた4月下旬にミサイルが着弾し、死傷者が出ている。
一方、ロシア軍が目標に掲げるウクライナ東部2州の「解放」で目下の焦点となっているルガンスク州の残る拠点都市セベロドネツクでは、
瀬戸際の攻防が続いている。英国防省は5日の戦況報告で、ウクライナ軍の反撃は「ロシア軍が部隊と火器の集中投入で得ていた勢いを鈍らせているようだ」と分析。
同州のガイダイ知事も「ロシアは市の約70%を支配下に置いていたが、過去2日間で押し返された」と通信アプリに投稿した
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