東部要衝で「ロシア軍後退」 州知事

AFP=時事

ウクライナ東部セベロドネツクで、近くで爆撃がある中、通りを走行するウクライナ軍の戦車(2022年5月18日撮影、資料写真)。【翻訳編集】 AFPBB News

 

 

 

 

【AFP=時事】

 

ウクライナ東部ルガンスク(Lugansk)州のセルヒー・ハイダイ(Sergiy Gaiday)知事は5日、同州の要衝セベロドネツク(Severodonetsk)をめぐる攻防戦で、ロシア軍がいったん制圧した地区から後退したと語った。

 

 

 

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ハイダイ知事はメッセージアプリのテレグラム(Telegram)で「ロシア軍は市内の約70%を制圧していたが、この2日間で後退を余儀なくされた」「市内は二分されている。ロシア兵は市内を自由に移動することを恐れている」と述べた。  

 

知事によると、ウクライナ軍はロシア兵8人を捕虜として拘束した。

 

  知事は、ロシア軍のアレクサンドル・ドボルニコフ(Aleksandr Dvornikov)総司令官(上級大将)が「6月10日までにセベロドネツクを完全に制圧するか、もしくはリシチャンスク(Lysychansk)とバフムート(Bakhmut)を結ぶ幹線道路を制圧することを目標としている」とし、全軍が「この2つの任務に集中している」と述べた。  

 

 

ロシア軍としては、川を挟んでセベロドネツクの対岸に位置するリシチャンスクからバフムートまでのルートを制圧すれば、ウクライナ東部の行政拠点であるドネツク(Donetsk)州クラマトルスク(Kramatorsk)までのルートが開けることになる。

 

【翻訳編集】 AFPBB News

 

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