「もっと大量の迫撃砲弾を」 ウクライナ砲兵隊長が切望
ドネツク、ウクライナ、6月3日(AP)― ウクライナ東部のドンバス地方では、ウクライナ軍がロシア軍と親ロシア派武装組織と攻防戦を繰り広げている。 英国防省によれば、依然としてウクライナ支配下にあるルハンシク州の要衝セベロドネツクは、ロシア軍が大半を掌握しているという。 ドンバス地方のもう一つのドネツク州では、現地ウクライナ軍砲兵隊の隊長が、西側から供与された迫撃砲弾をAP通信の取材班に見せてくれたが、ロシア軍に反撃するには絶対量が足りないと指摘。「この量では2~3時間で撃ち尽くしてしまう」といい、もっと大量の迫撃砲弾が必要だと訴えた。 イタリア製のNATO標準120ミリ迫撃砲弾は、欧州やNATO加盟諸国からが提供されているが、中には旧ソ連圏諸国から送られてくるソ連製の砲弾もあるという。ウクライナ軍が前線に配備している迫撃砲もソ連製なので、問題はないという。 侵攻開始から100日。東部戦線で遅々として前進がはかどらないロシア軍を国境地帯まで押し戻すために、ウクライナには西側から供与される武器や兵器が必要不可欠となっている。 (日本語翻訳・編集 アフロ
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