日本の海外向けで評判もよろしいし、大成功している、
1) ”ROTEL”
等からも、ある何かも、学ぶべきでしょうし、
2) ”ONKYO”は、デジタルのプリメインで、(営業的な利益は知りませんがーーーー???)
クリティック(レヴューワーたち)からの評判は、非常によろしかったわけです。
ONKYOのマーケットでは、これからは、
アンプ類は、完全に、プリメイン(インテグレイテッド)で、
それより進んだ、DACも、ストリーマーも、ストーレッジなどを含み、
無線類も完備した、
”もう時代は、十徳ナイフ”型です。
3) ONKYOは、スピーカーは、
製造してはいけませんし、
手も出してはいけませんが、
世界の、欧米のスピーカー各社は、
スピーカー本体に、アンプ(パワード・スピーカー)を積むどころか、
DACなどをつむのはもう、当然ですし、
無線類の充実も、、「当たり前だのクラッカー」に時代です。
そういうスピーカーの時代を踏まえた、スピーカー以外の製品を、
未来を考え、『自分たちの立ち位置、方向性』
を決めることが勝負のカギです。
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そして、修理関係の手続き・スピード・品質がひどいところ
(国や地域)
で、販売しては、いけません。
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「人生をかけてオンキヨーのブランドとDNAを継続」。親会社CEOら来日インタビュー
2022/06/01編集部:小野佳希
先日、オンキヨーホームエンターテイメントが破産手続を開始することが発表され、オーディオビジュアルファンの間にも激震が走った。
オンキヨーブランドの製品は今後どうなっていくのか、心配に思っている人も多いことだろう。そんななか、オンキヨーのホームAV製品開発を担当するオンキヨーテクノロジーの親会社である
PREMIUM AUDIO COMPANY LLC
からCEOら幹部が来日。今後の展開について話を訊くことができた。
CEOを始めとしたPREMIUM AUDIO COMPANYの幹部陣にオンキヨーの今後を訊いた
「人生をかけてオンキヨーブランドを継続させていく」
インタビュー内容を紹介する前に、まず現在のオンキヨーブランドの状況を確認しておきたい。オンキヨーが展開していた各種事業のうち、ホームAV事業は昨年2021年9月にVOXXグループのPREMIUM AUDIO社とシャープが合弁で設立したオンキヨーテクノロジーに譲渡されていた。
そして、このオンキヨーテクノロジーは、オンキヨーホームエンターテイメントとの資本関係はない。つまり、今回のオンキヨーホームエンターテイメント(および子会社2社)破産によってオンキヨーテクノロジーが財政的な影響を受けることはない。オンキヨーブランドのホームAV機器は、製品開発を続けられる体制が昨年9月からすでにスタートしたわけだ。
PREMIUM AUDIO社は、VOXXグループが持つ各ブランドのマーケティングなどを担当している企業。オンキヨーテクノロジーを財政面などから支援するという構図だ。ポール・ジェイコブスCEOは「私のキャリア、人生をかけてオンキヨーブランドを継続させていきます」と力強く宣言する。
PREMIUM AUDIO社 CEO ポール・ジェイコブス氏
なお、オンキヨーテクノロジーは製品の開発・製造を行う企業であり、販売網を持たない。製品をつくっても、販売店に展開する機能がない状況だ。この点においては、オンキヨーマーケティングの破産による影響が出てしまっている。
しかし、ポール氏は「日本での展開を継続するべく、すでに様々な手を打っています。日本事業の責任者も雇い入れていますし、販売についても、ある大手企業と販売代理店契約の基本合意に至っています」と述べる。「まだ名前は明かせませんが豊富な実績を持つ企業です。交渉はほぼまとまりつつありますので、もうすぐ皆さんにも案内できることでしょう」とし、「すでに販売済みの製品のアフターサービスも含めて、その代理店が担当する予定です」と言葉を続けた
万全なアフターサービス体制の早期構築を目指す
このように、今後の製品だけでなく、過去の製品のアフターサービスについても万全の体制を築くべく
VOXXグループが全力でバックアップしていく
と説明。まずは既存ユーザーに対するサポート体制を整えるとともに
、「クラウドファンディングを行っていた製品についても、必ず購入者にお届けします」ともコメントした。
VOXXグループ
は世界各国の様々なオーディオブランドを傘下に持ち、
それらの販売やマーケティング等を担うのが
PREMIUM AUDIO社
なお、Integraブランドや、
オンキヨーが以前に取得・展開していたパイオニアブランドの製品についても、オンキヨーブランドと同様の扱いになる見込み。
Klipsch(クリプシュ)も、
VOXXグループ傘下の一員であることもあって、
オンキヨーブランドと一緒に新たな代理店が日本で取り扱うことになるようだ。
COOのオスカー・ベルナルド氏らも出席
ただし、オンキヨーテクノロジーに譲渡されたのはAVアンプやスピーカーといったホームAV事業であり、
イヤホンなどポータブルオーディオ系の事業は別の企業に譲渡されている。
そのため、上記の販売代理店の話や、
これから語られるインタビュー内容については、
ホームAV製品についての話だとご理解いただきたい。
「オンキヨーのDNA」を大切にしたものづくり体制を維持
ここで気になるのが、製品の開発体制だ。親会社の意向が強くなり、日本の開発チームの権限が弱まるようなことになってしまうのだろうか。この心配に対してポール氏は「いいえ。我々は、オンキヨーが培ってきたオーディオのDNAを継続していくことが大切だと考えています」と回答。
「大阪で産まれたオンキヨーブランドを、産まれた地で育て続けていきます。例えば、(グループの一員である)クリプシュはアーカンソー州ホープにある工場で創業し、いまもMade in USAのモノづくりにこだわって活動を続けています。これと同様に、オンキヨーも発祥の地でのDNAを大切にし、オンキヨーのスタッフがものづくりを続けられる場所を維持していきたいのです」と述べる。
VOXXグループ
は様々なオーディオブランドを傘下に持つ
(ドイツHECOやMagnat、デンマークJamo等)だけに、
例えばパーツの一部を共通化してコストダウンを図るといった手法もとれそうに思える。
しかし、製品担当のマット・スピッツナゲル氏は
「もちろんコストも重要ですが、そのブランドのDNAのほうが最も大切なのです。ブランドのDNAが消えてしまうようなものづくりはしていません」とその考えを否定する。
「ユーザーに満足してもらうためには、品質こそがもっとも重要です。コストを優先して品質を犠牲にするようなことはしてはいけないというのが我々の哲学なのです」。
製品開発部門のSVPを務めるマット・スピッツナゲル氏
また、「昨年9月から一緒に歩み始めてわかったのですが、オンキヨーのエンジニアは、何をどうすればクオリティを高められるか、ブランドらしさを出せるかを非常によく理解しています」とコメント。「こうした知見を今後も活用していきたいのです」と続けた。
ポール氏も、「もうひとつ重要なのは、オンキヨーの哲学や技術が(VOXXグループの)他のブランドにも良い影響を与えてくれるということです。そうしたシナジーを見込んでいるからこそ、オンキヨーを迎え入れたのです」と語る
ハイエンドでプレミアムな製品開発を/新製品登場も間近
また、ポール氏は製品開発については特にハイエンドでプレミアムなレンジに注力したいと説明。「これまでの製品展開を継続することはもちろん、従来は資金などの問題からやりたくても着手できていなかったような、さらにハイエンドな領域にも挑戦してもらうサポートをPREMIUM AUDIO社が行います」と展望を述べる。
こうしたVOXXグループの考え方については、クリプシュが説明の例に挙げられた。「クリプシュでは最近『JUBILEE』というスピーカーを開発しました。コストを度外視し、エンジニアが必要だと思うことはすべてやるという姿勢で、開発に20年もかけた超ハイエンドモデルです。オンキヨーのエンジニアにも同じような姿勢でものづくりをして欲しいと思っています」と語る。
そしてもちろん、新製品開発にも着手しているとのこと。グループ傘下各ブランドの統括責任者であるロブ・スタンドレー氏は「昨年9月に一緒になって以来、ずっと新製品について話し合っています」と明かす。「我々を通せば日本だけでなく世界中で製品を展開できます。そのブランドに適した技術を投入した、そのブランドらしい製品をつくってお客様にお届けしたいですね」という。
ブランド統括を務めるSVPのロブ・スタンドレー氏
新製品についてはさらに、同席していたオンキヨーテクノロジーの宮城謙二MD(マネージングダイレクター)から「かなり近いうちにお知らせできる予定です」との言葉も。「6月下旬か7月初旬ごろには新製品を発表したいと思っています」と、かなり具体的な情報を得ることもできた。
オンキヨーテクノロジー 宮城謙二氏
そしてポール氏は「私は元々ミュージシャンでして、大の音楽好きとして35年以上オーディオ業界に携わってきました。クリプシュでは創設者のポール・クリプシュ博士のものづくりを間近に見てきた経験もあります。そうした経験をオンキヨーやパイオニアブランドの製品開発にも活かせると自負しています」とコメント。
オンキヨー製品の今後を全力でバックアップしていくと熱く語るポール氏
「宮城さんが紹介したように、もうすぐ新製品も発表できそうです。日本のオーディオファンの方々からどんな反応が得られるのかをとても楽しみにしています」と笑顔を見せた
「人生をかけてオンキヨーのブランドとDNAを継続」。親会社CEOら来日インタビュー (3/3) - PHILE WEB