マリウポリ製鉄所の地下迷路 初めてテレビカメラが入る
マリウポリ、ウクライナ、5月25日(AP)― ウクライナ南東部の港湾都市マリウポリで、包囲するロシア軍に対してウクライナ軍が頑強に抵抗を続けた製鉄所の地下迷路に5月24日、初めてロシア国営テレビのカメラが入った。 アゾフ海に面する要衝マリウポリは、侵攻当初からロシア軍の徹底した砲爆撃でガレキの街と化したが、その中で一般市民とウクライナ軍兵士が地下に立てこもったアゾフスタリ製鉄所は、ロシアに対するウクライナの抵抗のシンボルとなった。 今回初めて国営テレビのカメラが入った製鉄所の地下は、7階建てビルに相当する深さのところもあった。 約3カ月の攻防戦で製鉄所は完璧に破壊され、構内の至る所にガレキや鉄骨などが散乱しており、場所によっては足の踏み場もないくらいだ。 ロシア軍によれば、最後のウクライナ兵が投降して以降、これまでに地上と地下を合わせて約3割しか掃討できていないという。 (日本語翻訳・編集 アフロ
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