ロシアによるウクライナ侵攻から2か月経過 山陰に住むウクライナ出身者、ロシア出身者のそれぞれの思いは・・・
ロシアによるウクライナ侵攻から2か月経過 山陰に住むウクライナ出身者、ロシア出身者のそれぞれの思いは・・・
2か月たった今も続くロシアによるウクライナ侵攻。 現在の状況に多くの人が心を痛めている。 山陰に住んでいるウクライナ出身の女性、そしてロシア出身の女性もその一人だ。 ウクライナ出身の女性:「いま、私たちの国はこれまでにないくらい厳しい状況下にあります。」 4月24日、鳥取市でロシアによるウクライナ侵攻について学ぶセミナーが開かれた。 セミナーにはウクライナ出身の女性や、ロシアと関わりのある人などが参加し、それぞれの立場での複雑な思いや一日も早い解決への願いを言葉にした。 ウクライナ出身の女性:「ウクライナの人々には、ロシアにも多くの友人や親戚がいて、ロシア人もまた同じなので、この状況にとても心が痛みます。この戦争は本当に残忍なものです。」 一方で、今回の出来事に心を痛めているのはウクライナの人だけではない。 海の向こうにある祖国・ロシアに思いを馳せる女性がいた。 ロシア出身の女性:「今のところ直接飛行機がありませんので、私もウラジオストク(ロシア)まで行くことができなくなりまして、いつ母親を見に行くことができるのか、毎日考えています。」 米子市に住む女性。 ロシアに住む母親とはおよそ1年、会うことができていない。 侵攻が始まってからは毎日、複雑な思いを抱えている。 皆生温泉で外国人向けのホテルを経営する女性。 実は自身もウクライナと深いつながりがある。 夫の祖母がウクライナ出身で、現在も多くの親戚がウクライナに残されているという。 ロシア出身の女性:「今はロシアやウクライナの人とコミュニケーションや連絡を取ることも難しくなっていて、自分の友人たちも今回のことで非常に心を痛めています。」 メディアで伝えられる情報に目を覆いたくなる日々…。 言論統制が厳しいロシアで、反戦の意志を示すことができず苦しい思いを抱えているロシア人は大勢いるという。 ロシア出身の女性:「自由が制限されていて、国とか戦争について発言しようとすると、そういうのは自由にできない状況になっていますし、戦争に反対するような集会やミーティングは実施することができなくなっている。」 ウクライナ人だけでなく、ロシア人の心にも暗い影を落としている軍事侵攻。 山陰の地から彼女が望むことは、ただ一つ。 ロシア出身の女性:「戦争はしないほうがいいとずっと考えているので、今回のことはすごく残念に思っていますし、個人的には政治家の人たちが話し合いのテーブルについて、早く話し合いによって、この問題を解決してくれることを切に願っています
ロシアによるウクライナ侵攻から2か月経過 山陰に住むウクライナ出身者、ロシア出身者のそれぞれの思いは・・・(日本海テレビ) - Yahoo!ニュース