「今日の一曲」

 

を、

 

戦争の、兵士さんたちを、思い、

 

もう一曲。

 

 

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「ジェット・ストリーム」のオープニングで「ミスター・ロンリー」がかかり、渋い城達也さんが語りだす...これは好きでしたね。




◆ボビー・ヴィントン

ウィキペディア
 

この曲「ミスター・ロンリー」を歌ったとき、ボビー・ヴィントンは陸軍に勤めていたといいます。

 

故郷を遠く離れた海外にいる兵士が主人公。

 

彼は誰からも手紙も来ないし、

 

電話をかける相手もいない自分を"Mr.ロンリー"とニックネームを

つけて自嘲

しています。

 

1964年と言えば、時はベトナム戦争の真っ只中、

多くの若い兵士がこの曲を聴いて、故郷や恋人に会えないなかで思いを募らせていったといいます...。


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Songwriter(s)

Bobby Vinton, Gene Allan

 

Released in 1964

US Billboard Hot100#1

From The Album“Roses Are Red”

 

:原詞は太字


 

 

 

ひとりぼっち 僕はMr.ロンリー

僕に恋人と呼べる人なんて誰もいないのさ

とても淋しいんだ 僕はMr."ひとりぼっち"

誰か電話でもかけられる人がいれば...


 

 

 

僕は兵士 孤独な兵士さ

故郷から遠く離れてしまったよ 

自分の意思なんてないままで

だから僕は淋しいんだ Mr.ロンリーさ

僕の願いは 故郷に帰ることなんだ...

 

 

 

 

手紙か 僕には手紙なんて来ない

僕への手紙はないんだ 郵便物を探しても

忘れられちゃったんだ 

そう 僕のことなど誰も憶えてないんだよ

わからない どう間違えてしまったのか

 

 

 

そして...僕は兵士  淋しがってる兵士さ

知らないうちに 故郷を離れてしまったよ

だから僕は孤独     Mr."ひとりぼっち"さ

僕の願い それは 故郷に帰ること...


 

日本語訳 by 音時


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◆僕の持っている洋楽本「ビルボード・ナンバー1・ヒット1955-1970上」(音楽之友社)のこの曲のページにこの曲のエピソードが書かれています。

 

この曲はボビーのデビュー曲「涙の紅バラ」と同時にレコーディングされ、ボビー自身も次のシングルとして希望していたのですが、「涙の紅バラ」がヒットするまで時間がかかったために、会社は他の新人シンガー(バディ・グレコ)に歌わせてレコードを発売しちゃったんです(全米64位と不発に終わります。

 ボビーは車の運転中、カーラジオから自分の作った「ミスター・ロンリー」が別な歌手によって歌われていたのを知ったそうです。

 

 その後、ボビーのベストアルバムの編集の折、最後の1曲としてこの「ミスター・ロンリー」が収録されることになりました...すると...のリクエストが殺到、シングル・カットとなり...2014年12月には全米第1位の大ヒットとなりました!


◆こちらレターメンの歌う「ミスター・ロンリー」。日本でもヒットしました。
 






 

 

 

 

Mr.Lonely /ミスター・ロンリー(Bobby Vinton / ボビー・ヴィントン)1964 : 洋楽和訳 Neverending Music (blog.jp)