ウクライナに自衛隊の防弾チョッキなど提供決定

 

政府は4日、国家安全保障会議(NSC)の4大臣会合を開き、ロシアの侵攻を受けるウクライナを支援するため防弾チョッキや医薬品などの提供準備を決定した。松野博一官房長官は記者会見で「自衛隊法や防衛装備移転三原則の範囲内で、非殺傷物資を提供すべく、至急関係省庁で調整検討する」と述べた。

松野氏によると、提供を検討するのは防弾チョッキ、鉄帽、防寒服、天幕、カメラ、衛生資材、非常用糧食、発電機など。自衛隊機などを利用して運搬することを想定している。

松野氏は「国際社会はウクライナ支援のために結束し、前例のない対応を行っている。ウクライナ政府からの要請があったことを踏まえた」と明らかにした。

また、防衛装備移転三原則で今回のような装備品の提供が禁止される紛争当事国について「武力攻撃が発生し、国際平和や安全を維持し、回復するため国連安保理が取っている措置の対象国だ」と説明し、ウクライナは該当しないとの見解を示した。一方、殺傷能力のある装備品は「提供する考えはない」と述べた

 

ウクライナに自衛隊の防弾チョッキなど提供決定 - 産経ニュース (sankei.com)