「娘のことは頼んだ」父と別れ徒歩で国境へ…日本人・ウクライナ人カップルが決死の脱出 [ウクライナ侵攻]

 
 
ロシア軍の攻撃を受け、ウクライナ西部から一昼夜をかけて脱出した、日本人とウクライナ人のカップルが、当時の状況を話した。 40kgのスーツケースを持って国境へ向かうのは、町勇輝さん(24)とウクライナ西部出身のソフィアさん(19)。 ウクライナで婚姻届を出した翌朝に、ロシア軍の攻撃が始まり、脱出を決意した。 ソフィアさんの父は、総動員法でウクライナを離れられず、別れ別れとなった。 町勇輝さん「最後に『娘のことは頼んだ。国境を越えてからも頼んだ』と言われました。泣きたいほど、つらかった」 しかし、国境への道は大渋滞。 車を降り、10km歩いて、ようやく検問所にたどり着いたが、そこは脱出を求める人々で混乱していた。 ソフィアさん「(その光景は)とてもひどく忘れられない。まるで悪夢でした」 検問所で一夜を明かし、翌朝、ポーランドに脱出。 今は、ポーランドの若者たちのシェアハウスで過ごしている。 町勇輝さん「2人で強い絆でどんな壁があっても乗り越えていける、これからも」 2人は、間もなく日本へ向かい、新しい生活をスタートさせる予定。 FNNプライムオンライン https://www.fnn.jp/