PE(ポリエチレン)とPTFE(テフロン)をラインで接触・非接触除電
じょうきのYouTubeと、下の記事は関係ありません。
===================================
現実に、この記事の、新製品を、きいたわけではありませんが、
今までの総合・試聴経験上、ここ6~8年くらい(???)
「フルテック」さんは、
「良い製品というより(のみならず、それ以上の、)、世界一の品質を目指している」
感じで、
日本の、そのほかのオーディオ関連のパーツや、アクセッサリーなどの会社も、
”世界一”を、目指して、ものつくりを、してほしいものです。
=================================
信号系にもNCFを起用
フルテックの新たな進化、最高峰インターコネクト「Lineflux NCF(RCA)」をAAEX審査員がクロスレビュー
鈴木 裕/生形三郎/福田雅光
すでに電源系など各種端子やアクセサリーに採用され、その優れた音質性能で好評を得るフルテックの特殊素材「NCF」。同社は信号系にも同素材を初めて投入し、RCAプラグ「CF-102 NCF(R)」が完成した。最上級インターコネクトケーブル「Linefluxシリーズ」にその最新の端子を採用したのが、「Lineflux NCF(RCA)」だ。斬新な描写性能など、定評のフラグシップケーブルにさらに魅力を加えて一層高度な表現力を獲得させている。その取り組みと成果が評価されて、『オーディオアクセサリー銘機賞2022』でグランプリ受賞となった。この新たな気になるケーブルの魅力を、審査員3人がレポートする。
信号系端子に初採用されたNCFプラグの音の魅力(Text by鈴木 裕)
■入念に仕上げた自社ケーブルにNCF信号端子の第一弾を装着
まず、「Lineflux NCF(RCA)」の概要から見てみよう。ケーブル部は、導体には1.3mm径の単線のαOCCを採用。絶縁体はハイグレードのPEで、ポリエステル系の介在があり、その外側にまずアルミのテープ、そしてアルファ銅編組という2層のシールドを形成している。ここに紙テープを巻いた後、シースには、ナノセラミックとカーボンのパウダーをミックスしたPVCを採用。さらにナイロンメッシュで仕上げている。ケーブル外径としては約13mm。
RCAプラグは、同時に登場した「CF-102 NCF(R)」。構造と素材を説明するのが難しいが、電気を通る部分はαOCC銅にロジウムメッキ。内部の樹脂の部分にはNCF(ナノ・クリスタル・フォーミュラ)を注入。ハウジングは基本的には非磁性体のステンレス鋼を採用しているが、シルバーのカーボンの部分にもNCFが使われているようだ。
ちなみにこのRCA端子、「CF-102 NCF(R)」は単売もされる。11mm径までのケーブルが入り、導体との接続方法はハンダづけではなく、ネジ留め方式を取っている。
■ハイファイと音楽を均衡させ、自然な音色で情報量が多い
試聴テストは拙宅で、CDプレーヤーとプリアンプの間に接続して行った。このインターコネクトの先代モデルにあたる「Lineflux-RCA」を聴いた後に、NCFを使った新ケーブル「Lineflux NCF(RCA)」を聴き始めたが、なるほど、よりナチュラルな音色感で、音の感触としてしなやかさがあり、背景が徹底的に静かだ。端子部にロジウムメッキを使ったものは、時に高域に微妙に強調した音色を感じさせるところがあるが、NCFという要素を組み合わせることによって、ハイファイ性と音楽性のバランスを上手に取っているのを感じる。
ただし、音自体のエネルギー感は相当に強く、細部を意識的に聴こうとすれば、徹底的にハイ・レゾリューションな世界。現代的な高いパフォーマンスのオーディオシステムであれば、その膨大な情報量は一種の快感をもたらしてくれる。深みのある音色感や漂うようなエフェクター類の成分、微小領域の響き成分などが再現される。帯域的にもワイドレンジだが、ダイナミクスとしてもノイズフロアが低いために、細かやな表現が楽しい。『オーディオアクセサリー銘機賞2022』のグランプリ受賞にふさわしい製品に感じる
フルテックの最高峰RCAインターコネクトケーブル「Lineflux NCF(RCA)」225,170円(1.2mペア・税込)
信号系端子に初採用されたNCFプラグの音の魅力(Text by鈴木 裕)
■入念に仕上げた自社ケーブルにNCF信号端子の第一弾を装着
まず、「Lineflux NCF(RCA)」の概要から見てみよう。ケーブル部は、導体には1.3mm径の単線のαOCCを採用。絶縁体はハイグレードのPEで、ポリエステル系の介在があり、その外側にまずアルミのテープ、そしてアルファ銅編組という2層のシールドを形成している。ここに紙テープを巻いた後、シースには、ナノセラミックとカーボンのパウダーをミックスしたPVCを採用。さらにナイロンメッシュで仕上げている。ケーブル外径としては約13mm。
RCAプラグは、同時に登場した「CF-102 NCF(R)」。構造と素材を説明するのが難しいが、電気を通る部分はαOCC銅にロジウムメッキ。内部の樹脂の部分にはNCF(ナノ・クリスタル・フォーミュラ)を注入。ハウジングは基本的には非磁性体のステンレス鋼を採用しているが、シルバーのカーボンの部分にもNCFが使われているようだ。
ちなみにこのRCA端子、「CF-102 NCF(R)」は単売もされる。11mm径までのケーブルが入り、導体との接続方法はハンダづけではなく、ネジ留め方式を取っている。
■ハイファイと音楽を均衡させ、自然な音色で情報量が多い
試聴テストは拙宅で、CDプレーヤーとプリアンプの間に接続して行った。このインターコネクトの先代モデルにあたる「Lineflux-RCA」を聴いた後に、NCFを使った新ケーブル「Lineflux NCF(RCA)」を聴き始めたが、なるほど、よりナチュラルな音色感で、音の感触としてしなやかさがあり、背景が徹底的に静かだ。端子部にロジウムメッキを使ったものは、時に高域に微妙に強調した音色を感じさせるところがあるが、NCFという要素を組み合わせることによって、ハイファイ性と音楽性のバランスを上手に取っているのを感じる。
ただし、音自体のエネルギー感は相当に強く、細部を意識的に聴こうとすれば、徹底的にハイ・レゾリューションな世界。現代的な高いパフォーマンスのオーディオシステムであれば、その膨大な情報量は一種の快感をもたらしてくれる。深みのある音色感や漂うようなエフェクター類の成分、微小領域の響き成分などが再現される。帯域的にもワイドレンジだが、ダイナミクスとしてもノイズフロアが低いために、細かやな表現が楽しい。『オーディオアクセサリー銘機賞2022』のグランプリ受賞にふさわしい製品に感じる
NCFによる飛躍的な音の進化と魅力(Text by生形三郎)
■新開発NCFプラグを採用し、最新の音質対策を徹底して投入
フルテックから、信号系端子に初めてNCFを採用したRCAプラグ「CF-102 NCF(R)」を装着した、フラグシップ・インターコネクトケーブル「Lineflux NCF(RCA)」が登場した。新プラグ「CF-102 NCF(R)」は、センターピン内部に同社特殊素材「NCF」が注入された、αOCCロジウムメッキのワンピース中心導体を採用していることが最大の特徴である。
プラグは、α銅合金ロジウムメッキボディを基に、ハウジングはステンレス製基材にNCFと銀メッキカーボンファイバー層、特殊クリア硬質コート塗料仕上げの外装という入念な3層構造。同社フラグシップ電源プラグ「FI-50M NCF(R)」「FI-50NCF(R)」同様に、高級感あふれる仕上げとともに、高い制振効果と静電効果を実現し、低ノイズな伝送性能が追求されている。
ケーブル部は、超低温処理&特殊電磁界処理による独自のαプロセス処理が施された、13mm径単芯のαOCC導体を採用。PET/AIテープラップとα導体編組による2層シールド構成に加え、ナノ単位セラミック/カーボンパウダー化合物を含有した共振減衰素材入りPVCシース、さらに高品質ポリエチレンによる絶縁/誘電体を備えるなど、フルテックならではの徹底的な音質対策が盛り込まれた構成となっている。
■極めて瞭然とした立体的な表現し、飛躍的な音質向上に驚かされる
旧プラグを採用する従来モデルと聴き比べると、「Lineflux NCF(RCA)」の予想以上の飛躍的な音質向上に驚かされる。全体的に一層静けさが増すと同時に、音のエネルギーがセンター方向に凝縮されるのだ。楽器の定位も非常に明瞭で余韻表現もタイトに引き締められるので、音のひとつひとつが極めて瞭然とした姿で描き出され、立体感に富む。
また、ノイズや歪みが徹底的に抑え込まれるためか、超高域方向は実に穏やかで落ち着いた質感が得られ、たいへん聴き心地の良いサウンドを堪能できる。よって、システムへの使い所としては、音源情報へのフォーカス向上を追求しながらも、華美にならないサウンドバランスを求める箇所に使用すると、本ケーブルの良さが最大限に活かせるのではないかと推察する。
従来バージョンのポテンシャルも十分に高いのだが、その性能が「CF-102 NCF(R)」プラグへのバージョンアップによってさらに引き出されているのが、この「Lineflux NCF(RCA)」と言えるだろう。コネクター自体が音質に与える影響の大きさを改めて痛感するとともに、この新プラグの高い音質性能に驚かされた比較試聴であった。加えて、高級感溢れる「CF-102 NCF(R)」プラグによって、思わず手にとって眺めていたくなるような美しさを獲得していることも、このケーブルの大きな魅力だと筆者は実感した
フルテックから、信号系端子に初めてNCFを採用したRCAプラグ「CF-102 NCF(R)」を装着した、フラグシップ・インターコネクトケーブル「Lineflux NCF(RCA)」が登場した。新プラグ「CF-102 NCF(R)」は、センターピン内部に同社特殊素材「NCF」が注入された、αOCCロジウムメッキのワンピース中心導体を採用していることが最大の特徴である。
プラグは、α銅合金ロジウムメッキボディを基に、ハウジングはステンレス製基材にNCFと銀メッキカーボンファイバー層、特殊クリア硬質コート塗料仕上げの外装という入念な3層構造。同社フラグシップ電源プラグ「FI-50M NCF(R)」「FI-50NCF(R)」同様に、高級感あふれる仕上げとともに、高い制振効果と静電効果を実現し、低ノイズな伝送性能が追求されている。
ケーブル部は、超低温処理&特殊電磁界処理による独自のαプロセス処理が施された、13mm径単芯のαOCC導体を採用。PET/AIテープラップとα導体編組による2層シールド構成に加え、ナノ単位セラミック/カーボンパウダー化合物を含有した共振減衰素材入りPVCシース、さらに高品質ポリエチレンによる絶縁/誘電体を備えるなど、フルテックならではの徹底的な音質対策が盛り込まれた構成となっている。
単売されるフルテックのRCAプラグ「CF-102 NCF(R)」21,120円(2個1組・税込)
■極めて瞭然とした立体的な表現し、飛躍的な音質向上に驚かされる
旧プラグを採用する従来モデルと聴き比べると、「Lineflux NCF(RCA)」の予想以上の飛躍的な音質向上に驚かされる。全体的に一層静けさが増すと同時に、音のエネルギーがセンター方向に凝縮されるのだ。楽器の定位も非常に明瞭で余韻表現もタイトに引き締められるので、音のひとつひとつが極めて瞭然とした姿で描き出され、立体感に富む。
また、ノイズや歪みが徹底的に抑え込まれるためか、超高域方向は実に穏やかで落ち着いた質感が得られ、たいへん聴き心地の良いサウンドを堪能できる。よって、システムへの使い所としては、音源情報へのフォーカス向上を追求しながらも、華美にならないサウンドバランスを求める箇所に使用すると、本ケーブルの良さが最大限に活かせるのではないかと推察する。
従来バージョンのポテンシャルも十分に高いのだが、その性能が「CF-102 NCF(R)」プラグへのバージョンアップによってさらに引き出されているのが、この「Lineflux NCF(RCA)」と言えるだろう。コネクター自体が音質に与える影響の大きさを改めて痛感するとともに、この新プラグの高い音質性能に驚かされた比較試聴であった。加えて、高級感溢れる「CF-102 NCF(R)」プラグによって、思わず手にとって眺めていたくなるような美しさを獲得していることも、このケーブルの大きな魅力だと筆者は実感した
NCF採用RCAプラグの優れた性能に注目(Text by福田雅光)
■表現力が見違えるほど向上し、NCFの効力を改めて実感する
信号系の端子にNCF素材を初めて導入した、フルテックの最高級RCAインターコネクトケーブルである。NCFを用いていない旧タイプと聴き比べると、中音や高音の表現力が向上して見違えるように変化しており、NCFは予想を超える効果を見せる。
高音の帯域特性やSN比、表現力を高めるため、低音のダンピングも強化して引き締まる。SN比は高く、解像力もより強化し、レファレンスクラスと呼べる性能をもたらしている。透明感のある中音のレスポンスがインパクトを明確に描くことで、躍動的な表現に勢いをもたらすとともに、全体にコントラストを高めている。柔軟にして豊かなニュアンス表現力といった要素を感じさせる。
プラグ部の刷新で魅力的な高級RCAケーブルの性能が達成され、改めてNCFの効力に注目する。
【Linflux NCF(RCA)】●導体:単芯α(アルファ)OCC導体●シールド:2層●絶縁/誘電体:高級ポリエチレン●共振減衰材料:シース内のナノセラミック/カーボンパウダーコンパウンド●ケーブル外径:約13.0mm●プラグ外径:全長約φ14.0mm×54.0mm
信号系の端子にNCF素材を初めて導入した、フルテックの最高級RCAインターコネクトケーブルである。NCFを用いていない旧タイプと聴き比べると、中音や高音の表現力が向上して見違えるように変化しており、NCFは予想を超える効果を見せる。
高音の帯域特性やSN比、表現力を高めるため、低音のダンピングも強化して引き締まる。SN比は高く、解像力もより強化し、レファレンスクラスと呼べる性能をもたらしている。透明感のある中音のレスポンスがインパクトを明確に描くことで、躍動的な表現に勢いをもたらすとともに、全体にコントラストを高めている。柔軟にして豊かなニュアンス表現力といった要素を感じさせる。
プラグ部の刷新で魅力的な高級RCAケーブルの性能が達成され、改めてNCFの効力に注目する。
【Linflux NCF(RCA)】●導体:単芯α(アルファ)OCC導体●シールド:2層●絶縁/誘電体:高級ポリエチレン●共振減衰材料:シース内のナノセラミック/カーボンパウダーコンパウンド●ケーブル外径:約13.0mm●プラグ外径:全長約φ14.0mm×54.0mm