カナダ首都、非常事態宣言 反コロナ規制デモ「制御不能」に

AFP=時事

カナダ・トロントで、新型コロナウイルスのワクチン義務化や規制に抗議して通りに止められたトラック(2022年2月5日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News

 

 

 

 

【AFP=時事】

 

カナダ・オタワ市は6日、新型コロナウイルス規制に抗議するトラック運転手によるデモが「制御不能」になったとし、非常事態を宣言した。

 

 

  【写真8枚】馬に乗って参加する人も  

 

 

トラックは先月29日以降、続々とオタワ入りし、市内の通りに停車。運転手は座り込みを行い、首都機能はまひしている。  ジム・ワトソン(Jim Watson)市長は、デモは「まったく制御不能」となっており、参加者数は警官の動員数をはるかに上回っていると指摘。非常事態宣言の中で「住民の安全に深刻な脅威をもたらしており、政府レベルでの支援が必要だ」と説明した。  ワトソン氏はCFRAラジオに対し、「(劣勢の)状況を逆転し、われわれの市を取り戻さなければならない」と表明。トラック運転手はクラクションを鳴らしたり花火をしたりして、お祭り騒ぎを繰り広げていると非難した。  住民からも、騒音やデモ参加者からの嫌がらせ、道路封鎖などに対する苦情が出ている。  デモは、米国とカナダの国境を行き来するトラック運転手にワクチン接種が義務付けられたことに端を発している。現在は新型コロナ規制全般やジャスティン・トルドーJustin Trudeau)政権に対する抗議活動へと拡大している。  トラック運転手と支持者は、新型コロナ規制が解除されるまで抗議を続けるとしている。

 

【翻訳編集】 AFPBB News

 

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