ネット販売の女王」が脱税 中国で摘発 罰金238億円
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カメラに向かい笑顔で話す、中国の有名インフルエンサー・黄薇さん。 黄薇さん「杭州アジア大会まであと300日、アジア大会を応援します。杭州アジア大会があなたを待っています」 中国当局は20日、黄薇さんを脱税で摘発したと発表。 追徴課税や罰金などとして、日本円で238億円余りの支払いを命じた。 発表によると、黄さんは、2019年から2020年にかけて、自分で得た所得を会社の営業収入などにみせかけて、日本円で、およそ115億円の脱税をしていたとされている。 中国トップクラスのインフルエンサーであるコウさんのフォロワー数は、9,000万人以上。 インターネット中継で商品を販売するライブコマースなどの売り上げは、常にトップクラス。 11月11日の「独身の日」セールでは、1日で85億元、日本円で、およそ1,500億円の売り上げを記録した。 チャリティーにも取り組み、12月には野鳥の保護を呼びかけていた。 黄薇さん「皆さん、こんにちは。チャリティー大使を務めています。現在中国には、保護すべき湿地が100カ所以上あり、絶滅の危機にひんしている渡り鳥も、24種近くが救出を待ち、自然保護は急務です。期間中みなさんが、このプロジェクトに参加することを望んでいます」 今回の摘発を受け、黄さんは20日、SNSに謝罪の手紙を投稿し、期限内に税金と罰金を納める考えを示した。 21日現在、黄さんのアカウントは、閲覧できない状態になっている。 中国では、11月にも別のインフルエンサー2人に、脱税であわせて16億円以上の支払いが命じられたばかり。 習近平指導部が貧富の格差をなくす共同富裕を掲げる中国では、高所得の著名人の摘発が相次いでいる
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