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中米ニカラグアが台湾と断交発表 「台湾は中国の不可分の領土」

毎日新聞

ニカラグア

 

 

 

 中米ニカラグアは9日、台湾との断交を発表した。一方で中国とニカラグアは10日、国交を回復した。これで台湾が外交関係を維持する国は14カ国となり、過去最少を更新した。中国の習近平指導部は、バイデン米政権と連携を深める台湾の蔡英文政権への反発を強めている。台湾の代表がバイデン氏主催の民主主義サミットに出席する直前のタイミングで反転攻勢に出た形だ。 

 

 

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 ニカラグアのモンカダ外相は9日、「台湾は中国の不可分の領土だ」と述べた。中国外務省は10日、「正しい選択であり高く評価する」とした。台湾外交部(外務省)は同日、「台湾はニカラグアの発展に尽くしてきた。その成果と貢献は誰もが認めるところであり(断交は)極めて遺憾だ」との声明を発表した。  

 

 

米国の「裏庭」とも呼ばれる中南米には、台湾と外交関係のある国が集中している。

 

ニカラグアは1990年に中国と断交し、台湾と外交関係を結んでいた。

 

  台湾は蔡政権が2016年に発足した際、22カ国と外交関係があった。しかし中国は、蔡政権が「独立を図っている」と主張して台湾への外交攻勢を強化。パナマやドミニカ共和国などが次々に台湾と断交し、中国と国交を樹立した。台湾と外交関係がある中米ホンジュラスでも、11月の大統領選で当選したカストロ氏が選挙戦で「中国と国交を結ぶ」と訴えており、台湾は「断交ドミノ」への警戒を強めている。  

 

 

ニカラグアは、太平洋と大西洋を結ぶ全長278キロの大規模運河の建設を目指しており、中国企業が事業を受注。当初は20年に運用を開始する予定だったが、事業は本格化していない。中国企業の資金不足が原因などと報じられていた。

 

  ニカラグアの反米左派、オルテガ大統領は独裁色を強めており、

11月にあった大統領選では事前に政敵を排除するなどして連続4選を決めた。

 

【サンパウロ中村聡也、台北・岡村崇】  

 

 

◇台湾と外交関係のある国 

 

オセアニア(4カ国) ツバル、マーシャル諸島、パラオ、ナウル 

 

欧州(1カ国) バチカン 

 

中南米(8カ国) グアテマラ、パラグアイ、ホンジュラス、ハイチ、ベリーズ、セントビンセント・グレナディーン、セントクリストファー・ネビス、セントルシア 

 

アフリカ(1カ国) エスワティニ(旧スワジランド

 

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