米、初の民主主義「後退国」に 民主主義研究所が報告書
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米連邦議会議事堂を占拠するトランプ氏支持者=1月6日、ワシントン(AFP時事)
【ストックホルムAFP時事】
政府間組織「民主主義・選挙支援国際研究所(IDEA)」(本部・ストックホルム)は22日、2021年版報告書を発表し、米国を初めて民主主義が「後退している国」に分類した。 約160カ国を対象にした報告書は、50年間の民主主義の指標を基に評価。
(1)民主主義国
(2)混合国
(3)強権国家
―の3種類に分類した。
さらに民主主義国の中に「後退している国」を設けた。
IDEAのカサス事務局長は
「信頼できる選挙結果に異議を申し立てる傾向が強まり、(投票への)参加を制限しようと努め、社会の分断は悪化の一途というように、米国の民主主義の劣化は、世界でも最も危ぶまれる事態の一つだ」と嘆いた