タワマン開発に進出、千葉地盤「新日本建設」攻勢強める

大手デベロッパーが幅をきかせる分譲マンション業界。実は、新日本建設は彼らに比肩するマンションデベロッパーだ。不動産経済研究所によれば、2020年に首都圏で同社が販売したマンションは1232戸。財閥系や電鉄系、ハウスメーカーがひしめく中で5位を記録した。 新日本建設の事業構成は、開発事業と建設事業の2本柱だ。前者は1次取得者向けにマンション「エクセレントシティ」シリーズを年間1000戸程度供給している。東京、神奈川、埼玉、千葉の1都3県を対象に用地の仕入れから設計、施工、販売、そして引き渡し後の管理まで行う一貫体制が強みだ