リチウム採掘を急げ EVブームで、電池向け需要が急増
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電気自動車(EV)の需要拡大に伴い、EV用バッテリーに不可欠な材料であるリチウムの需要も急増中だ。世界第4位の採掘国であるアルゼンチンにとっては朗報であり、生産体制の拡充を進めている。 その貴重さから、「ホワイトゴールド」とも呼ばれるリチウム。 EV用バッテリーに不可欠な材料であり、需要が急増中。鉱山会社はリチウム採掘を急いでおり、「ホワイトゴールド・ラッシュ」の様相も呈してきた。 これは、世界第4位の生産国であるアルゼンチンにとって朗報だ。 北部の人里離れた鉱山では、風切り音と機械の音しか聞こえない。だが、採掘量を増やすための競争は始まっている。 サルタ州の鉱業・エネルギー当局のフラビア・ロヨン氏 「数年以内に、1万トンから4万トンのプロジェクトがある。すべては生産工場次第だ。 今後数年間で、サルタ州は20万トンの炭酸リチウムの生産地となる」 サルタ州では、物流拠点や連絡道路の建設に加え、税率の引き下げや、規則の合理化を進めている。 国も、鉱物輸出にかかる税金を引き下げ、電池工場を建設する国営企業を支援している

