スズキ ジムニー が移動コーヒーバーに、『ジムニー・ビーンズ』を英国発表

サイドエグゾーストやLPGタンクを装備

高性能コーヒーマシンは特製コーヒー2杯を同時抽出

商用車でもジムニーならではのオフロード性能は健在

  スズキ・ジムニー・ビーンズ
  • スズキ・ジムニー・ビーンズ
  • スズキ・ジムニー・ビーンズ
  • スズキ・ジムニー・ビーンズ
  • スズキ・ジムニー・ビーンズ
  • スズキ・ジムニー LCV(英国仕様)
  • スズキ・ジムニー LCV(英国仕様)
  • スズキ・ジムニー LCV(英国仕様)
  • スズキ・ジムニー LCV(英国仕様)

スズキの英国部門は8月31日、『ジムニー・ビーンズ』を発表した。欧州向け『ジムニー』(日本名:『ジムニーシエラ』に相当)の商用車バージョン、『ジムニー LCV』をベースにしたワンオフモデルだ。

サイドエグゾーストやLPGタンクを装備

ジムニー・ビーンズは、四輪車、二輪車、ATV、マリン製品と、スズキの全部門において、メディアやプロモーションイベントに活用される移動コーヒーバーとして製作された。

ジムニーLCVをベースに、ボディカラーをシフォンアイボリーパールメタリックで塗装した。青みがかったブラックルーフを組み合わせる。このカスタマイズは、ニューカッスルアポンタイン・ブライドンに拠点を置く老舗スペシャリスト「コーヒーラティーノ」によって行われた。

スズキの英国部門からの提案に基づいて、さまざまな特注の変更を行い、コンパクトなボディでスペースを最大限に活用できるようにした。これらの変更には、サイドエグゾーストパイプを備えたカスタム排気システムや、後部フロアの下に配置されたLPGタンクが含まれている。

高性能コーヒーマシンは特製コーヒー2杯を同時抽出

容量57リットルの水タンクと3Mのろ過システムを装備した。アウトドアでのイベントでは、パワーインバーターによってガスまたは電気で稼働でき、必要に応じて電力を補助するために、2つの大容量125A/H12Vバッテリーを追加した。Waeco製のコンパクトな12V冷蔵庫も装備されており、牛乳をマイナス2度に冷やすことができる。

Fracino製の高性能コーヒーマシンは、アルミ製パネルとともに、ジムニーLCVの荷物スペースに組み込まれた。ミルクを泡立てるツインユニットと、熱湯ディスペンサーも装備されており、特製コーヒー2杯を同時に抽出することが可能だ。

なお、スズキの英国部門は、ジムニー・ビーンズの実車を9月10日に開幕するサウサンプトン国際ボートショーで初公開し、無料の軽食をメディア関係者に振る舞う予定。スズキマリンは、同ショーに多くの船外機や最新技術を展示する計画だ。

商用車でもジムニーならではのオフロード性能は健在

ジムニー LCVは英国市場に、2021年内に導入される予定だ。ジムニーが、英国で1年ぶりの復活となる。ジムニー LCVは、欧州向けジムニー(日本名:ジムニーシエラに相当)の商用車バージョンだ。ジムニーLCVはビジネスプロフェッショナルのニーズを満たすモデルであり、2021年内に台数限定で導入されるという。

スズキの英国部門は2020年7月、ジムニーの英国導入を中止すると発表した。すでに英国スズキは、ジムニー以外のラインナップを、ハイブリッド車やトヨタからOEM供給を受けるプラグインハイブリッド車(PHV)に切り替えている。これは、現地の環境規制への対応だ。ハイブリッドなどの電動化技術を持たないジムニーを販売すると、英国スズキの平均CO2排出量を引き上げることになるため、英国導入が中止されていた。

しかし2021年内に、ジムニー LCVとして、英国市場にジムニーが1年ぶりに復活する。乗用車ではなく、商用車としての導入となったのは、商用車のほうが乗用車よりも、1台あたりの平均CO2排出量目標値が緩いためだ。

ジムニーLCVは後席を廃止して、2名乗りの小型商用車(LCV)としているのが特長。荷室には、フラットフロアと金属製のパーティションを備えており、容量は863リットルとした。これは乗用仕様のジムニーの後席を折り畳んだ時よりも、33リットル多い容量だ。

ラダーフレーム、3リンクリジッドアクスル式サスペンション、ロートランスファーギア付きパートタイム4WD「ALL GRIP PRO」を装備する。足元には、シンプルな15インチのブラックスチールホイールを採用した。商用車になっても、ジムニーならではのオフロード性能は健在、としている。

《森脇稔

 

 

 

 

 

 

 

===================================

スズキ ジムニー 5ドア仕様、日本でも発売か!? ハイブリッド化で2022年登場の可能性

スズキ ジムニー 5ドア仕様が日本でも発売!? 写真は予想CG
  • スズキ ジムニー 5ドア仕様が日本でも発売!? 写真は予想CG
  • スズキ ジムニー  5ドア仕様のプロトタイプ
  • スズキ ジムニー  5ドア仕様のプロトタイプ
  • スズキ ジムニー  5ドア仕様のプロトタイプ
  • スズキ ジムニー  5ドア仕様のプロトタイプ
  • スズキ ジムニー  5ドア仕様のプロトタイプ
  • スズキ ジムニー  5ドア仕様のプロトタイプ
  • スズキ ジムニー  5ドア仕様のプロトタイプ

2018年の発売以来、絶大な人気を誇っているスズキの本格クロカン軽自動車『ジムニー』。これまでたびたび、5ドアのロングバージョンが登場するという情報を掴んできたが、この新モデルが日本市場で発売される可能性が高いことがスクープサイト「Spyder7」の調べでわかった。

5ドア仕様は、海外版ジムニー、日本でいう『ジムニーシエラ』をベースに開発される。全長はシエラより300mm延長され3850mmに、全幅は変更なく1645mmをキープ。ホイールベースは2250mmから2550mmに伸びることが予想されている。全高、及び最低地上高に変化はなさそうだ。

スズキ ジムニー  5ドア仕様のプロトタイプスズキ ジムニー 5ドア仕様のプロトタイプ写真をすべて見る
これまでスクープ撮影したプロトタイプ車両からは、そのアウトラインは確認できたもののディティールまでは見えていない。そこで今回、Spyder7が独自にそのエクステリアを予想してみた。

フロントグリルを横3本のメッキラインに変更し、より上品さをアピール。バンパーデザインもより立体的なデザインに変更、それに合わせた迫力あるアンダーガードが装着される可能性もある。仕上げはロングボディに合わせた、ワイド感あふれるウレタンタイヤハウスガードも予想される。

パワートレインは1.5リットル直列4気筒ガソリンのほか、1.4リットル直列4気筒ターボ+電気モーターのハイブリッドも有力も有力で、最高出力は150ps程度が期待できそうだ。

安全装備では同社の「Safety Support」の最新バージョンを搭載、「デュアルセンサーブレーキサポート」、「デュアルカメラブレーキサポート」、「レーダーブレーキサポート」など約20の最新装備でロングボディをしっかりと守ってくれる。

ジムニー5ドア仕様の発売は、早ければ2022年初頭、遅ければ2022年夏から秋になると予想される。人気になること間違いなしの新モデル。日本の登場が待ち遠しい

Spider7