何百回も、何万回も書きますが、
「この世に、うまい話はありません!」----”ピリオド!”
今の時代、色々な投資などの話や、
蚤の講(ピラミッド型)などなど、たくさんあるわけですが、
運がよくても、年率、2%以上なんて、存在しないわけです。
自分は頭がよくて、『自分だけが気が付いた」、
「自分は、運がよく、自分だけが、発見した』
何ていう、良い話も、ありません。存在しません。この世には!
かけ事で家を建てた!という話も、聞いたためしが、ありません。
どうして、人は、「こういう話、これらの話」に、乗るのでしょうか?
不思議です。
最近では、、
(昔は、”結婚詐欺”、という手口でしたが)
もっと、しんじられないのが、
「通称・出会い系サイト」で知り合った、(たいていは男)に、、
あったこともないのに、写真だって、フェイクなのに、
投資話にのり(信じて)
何百万円も、、消えてしまった、いくつもの話。
そして、コロナの時期でも、
地方の小企業の、(小金持ちの)おばさん経営者たちが、
新宿のホストクラブで、一晩で、5百万円、いや、ある人は、
1千万円、使う(いや、貢ぐ、そうです)そうです。
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大問題に】高級車カーシェア投資の顛末 ギュウギュウ1000坪の駐車場、もぬけの殻に
配信
世間騒がせた高級カーシェア投資
スカイカーシェアの投資に参加した人々の車両。埼玉県川口市にある1000坪もの大規模駐車場にとめている車両たち。
執筆:Kumiko Kato(加藤久美子) 編集:Taro Ueno(上野太朗) 昨年10月8日の事業停止発表から2日後、AUTOCAR JAPANが最初に報じたスカイカーシェア問題。
【写真】様変わり すし詰め状態だった駐車場、もぬけの殻に【現地から】 (78枚)
その後、新聞やテレビ、ネットニュースなど多くのメディアがセンセーショナルに報道する動きが加速した。 まずは、改めてスカイカーシェアの投資システムについて説明しておきたい。
■1 投資者に説明された「仕組み」 投資者は信販会社又は銀行のローンを利用して購入。つまり資金ゼロでも高級車のオーナー(名前だけ)になることができた。 ほとんどが、クルマも見ることなく契約。納車されなかったケースもある。 契約が成立(=ローン審査が通ってスカイカーシェアや販売店に融資がされる)すると、ローン代金の1割程度、新たに投資者を紹介すると10~15万円程度の謝礼が受け取れた。
■2 投資者にはもたらされるお金 投資者は毎月のローンの返済原資/保険代/駐車場代/諸経費等の全額と、毎月5000円~1万円程度の広告報酬金を、スカイカーシェアから受け取る。 車両がシェアされた場合にはシェア料金の5%程度、また契約終了時(2年または7年)には、クルマをスカイカーシェアに引き渡し、50~100万円の「満了金」を受け取る。 なお、契約車両はメインとなる4社で構成されるグループに完全に預ける形となり、車両の管理や整備、シェア運用などに投資者が関わることはなかった。
高級ブランドでも価値は低かった
スカイカーシェアの投資に参加した人々の多くはクルマを知らない、興味がない、もちろんローンを組んでクルマを購入したことなどない20~30代の若者たちだった。 彼らにしてみれば、(実際は100万円以下の価値しかなくても)メルセデス・ベンツやBMW、レクサスなどのブランドと聞けば「高級車」であり、5~6年落ちの中古車でも500万円以上は当たり前、というイメージだったのかもしれない。 実際に運転することはもちろん、見ることもないクルマであっても、「元手ナシに高級車オーナーになれる!」という誘い文句は魅力的に感じたのだろうか。 「高級車」の中には多走行車や事故車、水没車、盗難車など素性不明の怪しいクルマも少なからず存在していた。ドイツ車やレクサスなどの他に、トヨタ・アルファード/ヴェルファイアなどの人気ミニバンを契約していた人もいた。 それらミニバンの多くはレンタカーとして酷使されたあとの「超多走行車」だった。 また、契約当初は「新車」だと言われて契約し、契約完了後に書類を見たら中古車だったという例も多数ある。 ローンを通すために勝手に年収を水増し(源泉徴収票を偽造)されたり、勤続年数を2~3倍に水増しされたりした違法な契約がほとんどという話もある。 契約時、メインとなる4社で構成されるグループの営業担当者から「会社が破産してもクルマは残りますから、それを売却すれば十分に残債が支払えますから安心してください。『盗難届』を出して盗難されたことにすれば、保険で車両代金がすべて支払われます」などと、断じてありえないことを言われて騙されて契約させられていた人も少なくないのだ
問題が浮き彫りに 同社のその後は
埼玉県川口市にある1000坪もの大規模駐車場である通称「昭和カートン」。2020年撮影。
埼玉県川口市にある1000坪もの大規模駐車場、通称「昭和カートン」にギュウギュウに詰められた数百台の高級車の映像や写真を覚えている方もいらっしゃるだろう。 2018年春にスタートしたスカイカーシェアの事業は順調に投資者を増やしていたが、ちょうど1年前の今頃、2020年8月下旬にほとんどの投資者への入金(車両購入のローン費用、自動車保険料、謝礼など合計で10万円前後)が止まった。 不審に思う投資者に対して運営会社は「9月に2か月分まとめて入金します!」と説明。 グループのトップが資金繰りに東奔西走していた頃で、大手中古車関連企業からの融資を獲得するためにPRタイムズ等に高級車カーシェアに関するアンケート記事を掲載してメディアを使った様々な仕込みをしていた時期でもある。 しかし、結局、どこからも融資は断られ、投資者への9月(+8月)の入金もなく事業停止を決定。 10月8日に投資者に向けてトップの上ノ山氏からダイレクトメールで事業停止とそれに関するお詫びが送られた。 11月~12月にかけて、グループ会社含む合計8社が東京地方裁判所により破産手続開始決定を受けた。 事業停止から10か月。川口市の大規模駐車場にとめてあった大量の高級車たちは、その後どうなったのだろうか?
数百台の高級車、すべてが消えた
昭和カートンに1台だけ残っているBMW。了解を得て廃棄処分となるという。
駐車場近くに住む投資者からは「2~3月はまだ結構クルマが残っていましたが、今年春頃から急激に車両が減ってゆきました」と聞いていた。 筆者は大規模駐車場である通称「昭和カートン」を訪れてみた。 広大な駐車場にメルセデス・ベンツやBMW、レクサスなどシェア車両として運用されていた高級車の姿は全く見られず。 スカイカーシェアとは関係のない会社のトラックや乗用車で駐車スペースが埋まり始めていた。 当然だが、それぞれの駐車場契約者が普通にクルマの出し入れをおこなうため、すし詰め状態ではなく、安全に出入りできるようゆったりとした間隔の駐車スペースとなっていた
投資者に駐車場代金の請求せず
駐車場を管理する不動産会社に事情を聞いた。 「駐車場代の入金は9月まではありましたが、10月以降はなかったですよ」 「12月まではなんとか敷金などを充当して処理をしていました」 「それ以降、今年に入ってから6月までも事業破綻で投資被害に遭った方々が大勢いるという事情を考慮して、地主さんの厚意で被害にあった投資者(車両オーナー)の方々に駐車場代金の請求をすることはありませんでした。特殊な事情でしたからね」 「管財人も入っていましたが、地代を払う余裕がないとのことでした。結局、100%退去がおこなわれるまで8か月かかりましたね」 「1台だけBMWが残っていますが、こちらは所有者を確認して所有者の了解を得て廃棄処分となる予定です。廃棄するにもお金がかかりますがいつまでも置いておくわけにいきませんからね」
ずさんな運営 極めて重大な問題
現在の昭和カートン。すし詰め状態ではなく、安全に出入りできるようゆったりとした間隔の駐車スペースとなっていた。
今年5月10日付で公開されている「第1回債権者集会報告書」によると、投資被害者の数は約700名、シェア車両は700台以上とされている。(管財人の調査でも正確な台数は不明。いかにずさんな運営だったかが分かる) この中には「中古車販売店にてローンを組んで銀行等から融資を受けたが、実際にはクルマが納車されない」いわゆる「未納車」も含まれる。 また、月契約シェアにおいて実際にクルマを使っていたのは多くが、いわゆる「反社」の人間であった。 スカイカーシェアでは、反社の利用を固く禁じていたはずだが? 現在もクルマが投資者に返却されず、反社が使い続けている例もある。 反社が使うクルマのために、ローンも保険も車検代さえも投資者が支払っているというから、極めて重大な問題である。
AUTOCAR JAPAN