アストラゼネカのコロナ薬、治験で有望な結果

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AFP=時事

英製薬大手アストラゼネカのロゴ(2021年5月11日撮影、資料写真)。【翻訳編集】 AFPBB News

 

 

【AFP=時事】

 

英製薬大手アストラゼネカ(AstraZeneca)は20日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の治療や予防に用いる抗体医薬の臨床試験(治験)で、有望な結果が得られたと発表した。

 

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この抗体医薬「AZD7442」は2種類の抗体を組み合わせたもので、当初はすでにウイルスにさらされた患者の治療薬として開発されたが、その用法での治験では有意な効果は確認されなかった。  アストラゼネカの発表によると、ウイルスにさらされていない5197人を対象に行われた新たな治験では、発症リスクが77%低減され、重症化例はなかった。  米政府はAZD7442の開発に資金を提供しており、70万回分の供給を受けることで合意している。  同社はデータを保健当局に提出し、緊急使用許可または条件付き承認を目指す方針。

 

【翻訳編集】 AFPBB News