脱走“オオカミ犬”を捕獲 トウモロコシ畑の攻防(2021年8月17日

 
 
脱走中だった「オオカミ犬」がついに発見です。捜索隊は犬の鳴きまねも・・・。捕獲作戦の一部始終です。  一面のトウモロコシ畑。その周囲を大勢の人間が網を構えて取り囲んでいます。  捜索隊:「右!くるよ!」「来た!来た!来た!」「いる!いる!こっち!」「いる!いますよ!ここに!」  どうやらオオカミ犬は、この畑の中にいる模様。  背の高いトウモロコシの茎が揺れれば、それが存在の証明。  捜索隊:「手前、動いてます」「そこそこ」  張り詰める緊張・・・。と、その時。  捜索隊:「そこ、人人人人、それは人だよ」  犬の姿を、空からも捉えようとドローンが飛ばされます。  捜索隊:「これをもとに人と犬の位置が分かる。もっと右とか左とか指示してもらえれば」  そうこうしていると・・・。  捜索隊:「あ!いたいたいた」「そこ、そこ、そこ!」  どうやら、見えている人には見えているようです。  捜索隊:「は~い、ここまで来てます」  そして、とうとう。  捜索隊:「やった!とった!とった!」「飼い主!」「早く来て!」  葉っぱ越しに確認できる犬の表情。オオカミと掛け合わせた「ウルフドッグ」とも呼ばれる犬種です。  現場では、綱引きが始まりました。  体長約75センチ、体重約40キロ。「エリカ」と名付けられた8歳の雌犬です。  飼い主:「危ないですよ、気を付けて下さい、手。外したら危ないですわ。ロープは一瞬で切ります」  自宅に到着したオオカミ犬。4人がかりで移動させます。  飼い主によりますと、自宅敷地を柵で囲み、普段は放し飼いで飼っていたといいます。  飼い主:「こんなご迷惑掛けてしまって申し訳ございませんでした。鍵しとるんですけど、どこから出たか分からないんです。完璧に育ててて、今までそういうことは一回もなかったんですけど」  しかし、近所の人は・・・。  近所の人:「同じ犬、2回目ですよね。しっかり管理してほしいなと」  飼い主:「今まで1回出てますけど、その時はこの辺ウロウロして戻ったんですけど、いっぱい人が来たために怖くて臆病な性格なんで、帰ることができなかったと思うんです。えらい迷惑掛けてすみません」  今後は、柵の管理などを徹底するとしています。
 
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