三重県では新型コロナで医療現場が深刻な状況に いなべ総合病院では・・
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CBCテレビ
新規感染者数が3日連続で過去最多を更新した三重県では、医療現場が深刻な状況に。 いなべ市にある「いなべ総合病院」は、地域唯一の総合病院。ことし6月末に取材をした際、新型コロナ病棟に入院していた患者は4人。それが、いま。 「(Q以前取材した時から状況は変わった?)8月の連休あたりから急激に(入院患者が)増えている。稼働できるのは15床だが、いまは12床(埋まっている)。ほぼ満床の状態」 (いなべ総合病院・埜村智之副院長) 7日から患者の数は劇的に増え、これ以上増え続けると、患者の受け入れを断らざるを得なくなると言います。 1年以上、この病院で唯一のコロナ担当医として診療にあたってきた埜村副院長は、いまの感染状況について… 「ワクチンを打っていない世代の方が一気に入院してきている。いま三重県は8割以上がデルタ株になっているので、ほぼデルタ株に置き換わってると言っていいと思う」 (埜村副院長) CBCテレビの集計でも、8月1日から12日までに感染が確認された879人のうち、30代以下は550人で6割を超えています。更に、このうち135人が小学生から大学生で、若い世代の感染拡大が鮮明となっています。 「皆さん疲れてみえると思う、コロナ疲れといいますか。オリンピックもありましたし、気持ちが少し緩む状況ですが、これからが正念場だと思う。(コロナに)かからないように3密を避けて、手洗い・うがいをしっかりしていただきたい」 (埜村副院長) こうした状況を踏まえ、三重県では14日から県内全域の飲食店に対して、午後8時までの時短営業を要請するほか、まん延防止等重点措置についても、「強い必要性を感じる」として、13日夜、専門家らから意見を聞く予定です