四日市の中学校運動部で生徒が感染 クラスターの可能性 三重で67人が感染
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部内の感染者が6人となり、接触状況や関連性を調査=三重県(三重テレビ放送)
三重県は3日、小学生から80代までの男女67人が新たに新型コロナウイルスに感染したと発表しました。 1日に発表される感染者の数が60人を超えるのは、5月5日以来80日ぶりです。 新たに感染が確認されたのは、津市で22人、四日市市で17人、松阪市で9人など合わせて67人です。 これまで職員と利用者3人の感染が確認されていた津市内の福祉施設では、新たに利用者3人の感染が確認され、この施設での感染者が6人となったことから、三重県は88例目のクラスターが発生したとしました。 三重県では、感染者と接触した可能性がある施設の職員と利用者合わせて29人の検査を進めていて、現時点で16人の検査が残っています。
また四日市市にある中学校の運動部では、所属する生徒2人の感染が新たに確認されました。 この運動部では、2日までに生徒4人の感染が発表されていて、部内の感染者が6人となったことから、三重県と四日市市ではクラスターが発生している可能性も視野に感染者の接触状況や関連性を詳しく調べています。 なお、3日時点の病床使用率は36.9%で、重症者用病床の使用率は10%となっています。 県内のワクチン接種については、2日時点で1回目の接種を終えた人が約36.4%、2回目の接種を終えた人が約27.5%となっています。 三重県は、高齢者向けのワクチン接種について、高齢者人口のおおむね8割が2回目の接種を終えたとして、希望する高齢者への接種が7月末までに完了したと発表しました。 県内における直近1週間の10万人あたりの新規感染者数は16.03人と、政府の分科会が示すステージ3の指標である15人を超えるなど、感染が拡大していることを受け、鈴木知事は改めて感染対策の徹底を呼びかけました。 県外に由来する感染が増加傾向にあることから、県境を超える移動については可能な限り避け、特に国の緊急事態宣言やまん延防止等重点措置など、厳しい措置が出ている地域への移動は生活の維持に必要な場合を除いて避けることを求めています
