ジョコビッチ敗退「ゴールデンスラム」ならず「最悪な気分」 混合複も敗退

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スポーツ報知

ノバク・ジョコビッチ(ロイター)

 

 

 

東京五輪 

 

 

テニス 男子シングルス準決勝 アレクサンダー・ズベレフ(1―6、6―3、1―6)ノバク・ジョコビッチ(30日・有明テニスの森)  同一年の4大大会全制覇+五輪金メダルの「ゴールデンスラム」を狙った世界ランキング1位ノバク・ジョコビッチ(セルビア)が、同5位アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)に敗れた。3位決定戦でパブロ・カレノブスタ(スペイン)と銅メダルをかけて対戦する。シングルスの後に出場した混合ダブルス準決勝でも6―7、5―7で競り負け、金メダルの夢はついえた。  1日で悲願の金メダル獲得の夢が2つ消えた。「今日はとてもタフな1日だった。今は最悪な気分」と落胆ぶりを隠せなかった。シングルスは第1セットを6―1で取り、第2セットも先にブレイクしながら逆転負けした。「彼が巻き返そうとして、すごいサーブを打ち、攻撃を仕掛けてきた。彼のあのレベルでプレーをされたら、勝のは難しい。自分は第1サーブでフリーポイントを取れる気がしなかった。第2セット3―2から第1サーブをたくさんミスしてしまった」と反省した。  

 

 

前日の準々決勝では錦織圭(日清食品)に6―2、6―0で完勝。全てがうまくいった翌日に、待っていたまさかの敗退。少しでもメダル獲得の可能性を広げるために、公式戦で初めて出場した混合ダブルスでも敗れた。男子最多の4大大会20勝を誇りながら、五輪の金メダルには縁がない。3位決定戦に向けての意気込みを行かれても「最悪だ。明日、よくなっていることを願う」と話すのが精一杯だった。

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