欧州洪水、死者180人超 メルケル独首相、被災地入り
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18日、ドイツ西部アールワイラー郡シュルトの洪水被災地を訪れたメルケル独首相(中央)(AFP時事)
【ベルリン時事】
欧州西部を襲った洪水の死者は、18日午後(日本時間同日夜)までにドイツで156人、ベルギーで27人と、計180人を超えた。
ドイツのメルケル首相は18日、被害が特に大きい西部アールワイラー郡シュルトを訪問し、被災者や救助隊員と面会した。 独メディアによると、アールワイラーだけで死者110人、負傷者670人となった。家屋が倒壊するなどして行方不明者がまだ多数おり、死者、負傷者ともに「さらに増える恐れがある」と警察は警告している。各地にダイバーが派遣され、水中での捜索活動も行われている。 メルケル氏は、地元当局者らと倒壊した家屋などを視察。DPA通信によると、面会した救助隊員に睡眠は取れているかといった質問をした。その後の記者会見では「非現実的で、恐ろしい」被害だとした上で「われわれはあなた方とともにある」と述べ、迅速なインフラ復興支援などを約束した。気候変動対策も加速させると強調した。 これまではドイツ西部やベルギーに被害が集中していたが、17日からの新たな豪雨で、ドイツ東部ザクセン州や南部バイエルン州でも河川の氾濫などが発生。バイエルン州ベルヒテスガーデナー・ラント郡では市街地が浸水し、緊急事態が宣言された。オーストリア北部チロル州でも、降水量は最大で160ミリに達した。14日以降、豪雨による被災地は、スイスやルクセンブルク、オランダにも広がっている
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