東京都で新たに1271人の感染確認 先週金曜日から449人増 8割が40代以下
配信
きょう東京都が確認した新型コロナウイルスの新たな感染者は1271人だった。先週金曜日の822人から449人増え、3日連続で1000人を超えた。 【映像】来日の五輪関係者 コロナで初の入院 感染が確認されたのは10歳未満から100歳以上の1271人。直近7日間の1日あたりの平均は946.3人で、前週(686.7人)と比べて137.8%となった。年代別では20代が最も多く431人、次いで30代の265人。40代以下で全体の83.3%を占めている。重症化リスクが高い65歳以上の高齢者は42人だった。重症の患者は前日から4人減って53人となった。 また、1人の死亡が確認された。 (ANNニュースより
===============================
五輪観戦は自宅で家族と」 尾身会長、三つの取り組み訴え
配信
記者会見する新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長=東京都千代田区で2021年7月16日午後4時11分、宮間俊樹撮影
政府の有識者会議「新型コロナウイルス感染症対策分科会」の尾身茂会長が16日に記者会見し、開会を1週間後に控えた東京オリンピックの応援は自宅で家族などとし、路上や飲食店などで大人数で応援しないよう国民に求める談話を発表した。夏休み中の感染拡大を抑えるためで、さらに都道府県を越えた移動や大人数・長時間の飲食を控えるよう呼びかけた。尾身会長は「7月から8月下旬にかけての2カ月は、4連休、夏季休暇、お盆、オリンピック・パラリンピックなどが集中するため、1年以上の新型コロナウイルスとの闘いにおいて、正に山場だ。山場を乗り越えるためには、緊急事態宣言の期間中に感染拡大を少しでも抑えることが求められる」と訴えた。
談話では、緊急事態宣言が発令されている東京都など大都市で感染者数が増加傾向にあり「さらなる感染拡大の可能性が高まっている」と危機感を示す。ワクチン接種が進む一方、夏季休暇、お盆、五輪・パラリンピックなどが集中する7~8月に感染拡大を抑えるため、三つの取り組みを国民に訴えた。 夏休み期間中に都道府県を越えた移動はなるべく避け、どうしても必要な場合は小規模・分散型で行うことを呼び掛けた。高齢の両親や祖父母がワクチン接種を2回受けたとしても、会いに行く側は2週間程度の感染予防をするよう求めた。 普段会わない人や大人数・長時間の飲食や路上での飲酒はせず、外食はなるべく、感染予防策ができていると自治体が認証した店を選ぶ。五輪は、自宅で家族など普段から会う人と応援し、広場、路上、飲食店での大人数での応援は控えることも訴えた。 また、尾身会長は、ワクチン接種率の向上により①感染状況と医療負荷にどのような影響をもたらすか②国民の生活がどう変わるか③どのような展望が開けるか――の3点について、今回の緊急事態宣言の期間終了前に分科会として考え方をまとめることも明らかにした。
【原田啓之、村田拓也】
◇夏休みの感染拡大を防ぐための三つのお願い
①都道府県を越えた移動はできるだけ避ける。
どうしても必要な場合は小規模分散型で
②普段会わない人や大人数・長時間での飲食は控える。
自宅での大人数の食事会や路上飲みは慎む
③オリンピック・パラリンピックは家族など普段から会う人と家で応援を。
広場や路上、飲食店での大人数での応援は控える
抗議デモ主催「反五輪の会」メンバー バッハ会長にうんざり「私たちは虫けらですか」
配信
東京五輪開催を反対している有志が16日、都内で大会中止を求める抗議デモを行った。
デモ参加者約120人は午後7時15分から大会組織委員会が入るオフィスビルを通る約2キロのコースを1時間30分かけて歩き「オリンピックやめろ!」などと強く訴えた。 デモに参加した「反五輪の会」のメンバーは「怒り心頭です」と切り出すと「東京都の感染者が(1日で)1000人を超えているのに(主催者側は)なぜやめないのか。何を考えているのか分かりません」とバッサリ。 また、国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長(67)が感染状況が改善した場合に観客を入れて開催することを望んでいることについては「どれだけ浮世離れしているのか。現実を見ていないのか、見ようとしていないのか。私たちがどれだけ声をあげても虫けらのように思っているんだろうなとひしひし感じますね」とため息をついた