3回6失点のダルビッシュは股関節に張り 14日の球宴出場に暗雲
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◆米大リーグ
パドレス9―8ナショナルズ(8日・サンディエゴ=ペトコ・パーク)
パドレスのダルビッシュ有投手は8日(日本時間9日)、本拠地でのナショナルズ戦に先発。今季最短の3回で1本塁打を含む8安打を浴びて6失点を喫した。勝敗はつかず、防御率は3・09となった。 ダルビッシュは制球が甘くなり、ナショナルズ打線に集中打を浴びた。1回は2番ターナーに内角高めの直球を左翼席へと運ばれるソロで先制点を献上すると、その後も3本の長短打を集められて計3失点。3回も4本の安打を集中されてさらに3点を失い、今季ワーストの6失点。前半戦最後の登板は、3回64球で早々の降板となった。 それでもチームは4回に救援左腕カマレナの満塁弾が飛び出すなどして7点を返すと、6回に同点に追い付いてダルビッシュの黒星は消滅。さらに9回に1点を奪ってサヨナラ勝ちを収めた。 試合後、ティングラー監督はダルビッシュの降板理由について、股関節周辺に張りを感じたためと説明。会見に姿を見せなかった右腕について、「4、5登板前に腰の張りを訴えていた。今日まで問題はなかったが、その張りがまた出て、その影響で股関節周辺にも張りが出始めた。彼は続投したがったが、張りがあったので降板させた」と話した。選手間投票で選出されている13日のオールスター出場については「判断するのはまだ早い。明日以降になってみないとわからない」と明言を避けた。球宴だけではなく、後半戦に向けて、暗雲が垂れこめた。
報知新聞社

